12月23日が出産予定日だった第2子。「誕生日とクリスマス、大事な記念日と行事が被ってしまったら嫌だな」と思っていた私でしたが、なんと出産予定日ぴったりの夜に陣痛が……! 結局生まれたのは12月24日のクリスマスイブ。待ちわびていた次男の誕生が、クリスマスイブになった私の出産体験談をお伝えします。
クリスマスと出産が重なるかもしれない……
赤ちゃんの出産予定日が12月23日。私たち家族は、季節の行事ごとは必ずおこない、特にクリスマスは何カ月も前から楽しみにしていた特別な日でした。もし、出産がクリスマスと重なってしまったら……。家族と離れひとりで病室で過ごすのも寂しいし、長男(2歳)のプレゼントを喜ぶ姿が見られないのも残念。
クリスマスの日にママが不在で、長男は泣いてしまわないか。私はその年のクリスマスについて、とにかく悩みが尽きませんでした。
サンタさんからのプレゼントは「弟」!
結局12月23日の夜に陣痛がやってきて、無事に24日の朝方に次男が誕生しました。病室へと案内されると、そこにはかわいい赤ちゃん用の小さなサンタさんの帽子が! 病院からのクリスマスプレゼントだそうで、次男によく似合い、かわいくて惚れぼれしてしまいました。
長男は午後に初めて赤ちゃんと対面し、満面の笑みで「ママとサンタさん、弟をくれてありがとう!」と言ったのです。パパと一緒に目を丸くして驚き、「そうだね」と微笑み返しました。
病院食は豪華なクリスマスメニュー
長男はパパと一緒に実家へ帰り、おいしいごちそうとケーキを食べることに。私はパパと長男がうらやましい限りでしたが、病院での夕食はイブということで、コース料理並みのメニューがずらりと並びました。
ひとりでの夕食でしたが近くに次男がいると思うと寂しくはなく、出産を終えた達成感もあってか、食事をゆっくり堪能することができました。翌日のクリスマスも特別料理で、お祝い膳と合わせると3度も豪華な食事ができうれしかったです。
結局クリスマスは病院で過ごすことになりましたが、まるでコース料理のような豪華な食事を3度、さらにサンタの帽子のプレゼントなど貴重な体験をすることができました。長男にとっても弟の誕生は特別なプレゼントになった様子。私の当初の悩みはどこかへ消え去り、「素敵な日に生まれてきてくれてありがとう」と今では思っています。次男からクリスマスプレゼントをもらったような、素敵な出産体験になりました。
著者:堀江ゆうき
二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。