「子どもを産んで授乳していれば痩せていくよ」と、産前にはそんな言葉をよく聞きました。妊娠中、私は「今は赤ちゃんもいるし仕方ない、産後に気をつければいい!」と言い訳を並べて好きなだけ食べていました。しかし、夕飯をたくさん食べると気持ち悪くなることが数カ月続いていたので、その分でセーブできていたのか、妊娠中は10kgほどの増加で済みました。
どうしてもおなかが空いてしまう?!
妊娠前は野菜中心の生活でも、炭水化物をあまり食べなくても、おなかが空いてどうしようもない! ということはあまり経験がありませんでした。
しかし、産後は授乳が始まると生活が一変! 出産の翌日から完全母子同室を始めましたが、朝まで1時間置きに泣いている娘に授乳していると、3食出てくる食事もしっかり食べているのに、おなかが空いておにぎりを夜中に食べていることもありました。
こんな感じで本当に痩せるのか不安でたまりませんでしたが、おなかが空くから仕方ない、と諦めていました。
里帰りして産後に食生活が変化! 体重は?
里帰りをすると、ありがたいことに母親がおいしい和食を毎日用意してくれました。出産前まで炭水化物は1日に1度食べるか食べないかの生活だった私も、産後は欠かさず白米を食べるようになりました。
朝も、「おいしいおっぱいにするんだよ!」と言って仕事に向かう母の背中を見ながら、すべて完食していました。それでもいつの間にか5kgはスルスルと落ちていきました。
良いことだらけの和食
ダイエットに適しているのは和食だとよく耳にします。そして、おっぱいトラブルなどを防ぐためにも授乳中のごはんは和食が良いそうで、娘を出産した病院では派手なフレンチコースなどはなく、和食がメインでした。
里帰りも終了し、自分でごはんを用意するようになっても「まごはやさしい(豆・胡麻・わかめ・野菜・魚・しいたけ・いも)」を心がけました。自分のごはんに時間をかけている暇はない、そんなときはパンなどサッと食べられるもので済ませたくなりましたが、五穀米の上に納豆、そして胡麻をのせて食べるなどの簡単にできる工夫をしていました。
残りの5kgで体重が停滞してきたときは、和食を続けつつ甘いものを控えるように少し気をつけました。その結果、妊娠前の体重に戻すことができました。焦らずゆっくりと体重を落としていくと、リバウンドも少ないように思えました。
ルールをたくさん決めて自分自身を縛り付けることは、ストレスやおっぱいトラブルにも繋がってしまうと思っていたので、とにかくベースとなる毎日の食事に気をつけていました。日々の3食を整えることで、時々口にするスウィーツも楽しみながら産後ダイエットをすることができました。
著者:やすだ おと
一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。