パパが育児をしてくれなくて、イライラしてしまうママも少なくないのではないでしょうか。育児中の筆者も、夫はただの傍観者になっていると感じることが多く、そのことにイライラしてしまうときもありました。そんなときに気付いたこと。それは夫に対する自分の考え方と言動でした。
「手伝う」ではうまくいかないパパの育児
生後間もなくはわが家の夫も、子どもが泣いたときの抱っこや沐浴、おむつ替えと、たいていの育児はしてくれていました。ところが、次第に子どもの月齢が上がり、やることが増えてくると、子どもの機嫌がいいときに一緒に遊ぶ程度で、おむつ替えなどのお世話をほとんどしなくなっていきました。
そんな夫にイライラしてしまっていた私はあることに気付いたんです。それは、夫自身が育児を「手伝う」という認識でしていたことで、「やらされている」気持ちになり、子どものお世話を「面倒だ」と思うようになってしまっていたことでした。
そもそも“参加”ではないことに気付いた!
よく育児をするパパのことを「イクメン」と呼びますよね。一方、ママのことは何と呼びますか? ママは育児をすることが当たり前で、パパが育児をすることは「スゴイこと」だと思われている……。そんなふうにも感じます。
あくまで個人的な意見ですが、親である以上、パパもママも育児をすることは当たり前だと私は思います。一緒に育児をしていくには、まずはママ自身も、パパに「育児に参加してもらう」「手伝ってもらう」という考え方をしないことが大切だと気付きました。
パパと一緒に育児をしていくために
パパと一緒に育児をしていくために、まずは「たまにする」ではなく、「毎日する」ということを増やしていくことにしました。私の場合、夫の負担が重くなりすぎないように分担し、やらなくてはならないことを明確にする方法も効果的でした。
自分からお風呂やごはんのお世話に意識が向くだけで、やらされている育児ではなく、一緒にやる育児に変わっていきました。夫自身も、子どもとの時間が増えることで、私と気持ちを共有できるようになったり、子どもとのコミュニケーションになったりといい影響もありました。
「どうして何もしてくれないの!」と夫に不満を感じていた私ですが、そもそもやることが分からないパパさんも多くいるように感じます。まずは意識を見直して、パパと一緒に育児をしていくことで、育児の苦労も喜びも共有していけるといいなと思います。
著者:今井さくら
一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。