出産体験談などを見ていると、出産日近くに出産を促すために「子宮口をグリグリと刺激された」という話をよく目にします。妊娠中だった私もそのような処置があるんだなーと漠然と思っていたのですが、実際に体験してビックリ! そのときの様子と「子宮口グリグリ」への心構えなどをお伝えできればと思います。
「子宮口グリグリ」を体験した時期
妊娠37週の妊婦健診のこと。おなかの中で赤ちゃんが問題なく成長し、子宮口も3cmほど開いていたためか、担当医から「早く産みたい? 子宮口を刺激しておきましょうか?」という提案がありました。
私は「これがうわさの“子宮口グリグリ”だ!」と思い、早く赤ちゃんに会いたい気持ちもあったため、処置をお願いしました。この「子宮口グリグリ」は、「卵膜剥離(らんまくはくり)」という処置で、お産をスムーズにすすめる方法として出産日間近に経験する妊婦さんは多いようです。
※医療施設によって卵膜剥離についての考え方や実施のタイミングは異なります。処置のタイミングなどは医師とご相談のうえ進めてください。(2018年12月20日追記)
想像と違った「子宮口グリグリ」
私は、この「子宮口グリグリ」のことを、「子宮口を刺激する=腟口を刺激する会陰マッサージのようなものだろう」と勝手に想像していました。そのため、あまり緊張せずにリラックスして内診台に座っていたところ、担当医の「チェックしますね」という声とともに、腟の奥のほうまで指が入り、子宮口を直接指でグリグリと広げるような感覚がありました。
心構えがなかった私はビックリ! 想像以上の痛みがあったため、「い、痛っ」と声が出てしまいました。担当医からは「痛いけれどちょっと我慢してね。すぐに終わるよ」と声をかけられましたが放心状態になってしまいました。
「子宮口グリグリ」の心構え
事前に子宮口をグリグリする処置があるということを知っていると、何も知らずに経験するよりも、心構えもできるかと思います。
正期産の時期に入ると、内診の結果によってはこのような処置をおこない、陣痛につなげていく医師も多いと聞きます。長くても数十秒の処置ですので、できる限りリラックスして処置を受けられるといいですね。「子宮口グリグリ」をするということは、赤ちゃんに会える時期が近いということ。そう思うと、この痛みも乗り越えられると思います!
私の場合は、想像していた処置と実際の「子宮口グリグリ」のイメージが違っていたため、ちょっとパニックになってしまいました。心構えのためにも、勝手な想像ではなく、きちんとリサーチしておくことが大事だと改めて思いました。
著者:岩田かおる
子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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