初めての育児は毎日が試行錯誤。おむつ替えや授乳に追われ、育児中の筆者は想像以上の大変さを感じていました。次第に育児が楽しいとさえ思えなくなってきました。そんな私を前向きに変えてくれたのが、アルバム作りです。
育児が楽しいと思えるようになりたい!
私は、初めての育児に戸惑う日々を送っていました。ときには赤ちゃんの存在が嫌になってしまうことも。なかなか眠ってくれない赤ちゃんにイラ立ちを感じる、泣く理由が分からないなど、想像していた赤ちゃんとの生活と現実のギャップを感じていました。
赤ちゃんをかわいがりたいのに、気持ちに余裕が生まれません。そこで、気分転換に始めたのが“0歳児のアルバム作り”でした。
月齢ごとに写真をレイアウトとコメントを
わが子の成長を感じると誰だってうれしいですよね。私はそのときどきで発見した成長をカメラにおさめていきました。この写真をアルバムにしよう! など、考えていくうちに少しずつ育児が楽しいと思えるように。
出産直後から生後1カ月、2カ月……と、月齢ごとに写真をレイアウト。「ずりばいを始めた」など、コメントも入れていきました。過去の写真を振り返ると、成長過程がひと目で分かるので見ていてうれしくなりました。
人生でいちばん成長する0歳代こそアルバムを
寝てばかりの赤ちゃんが寝返りを始め、ずりばい、ハイハイ……とあっという間に成長する0歳代。1歳前後にはひとりで歩けるようになるまで、たった1年間で急速に成長していきます。
0歳代は、人生で一番急成長する時期だといわれています。だからこそ育児の醍醐味を感じられるアルバム作りもいいものだと感じました。あとから見返して、思い出に浸るのもよし。わが子へのプレゼントとして作ってみるのも楽しいかもしれません。
私は子どもが1歳を迎える誕生日までアルバムを作りました。0歳代でしか見られない貴重な成長過程を残せたと思っています。数年経った今でも見返すと心がホッコリするアルバム。作ってよかったなと感じています。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。