子育てはひと筋縄ではいかない……。私自身、さまざまな壁に直面しては悩み、試行錯誤をしながら乗り切ってきました。現在、ママ歴6年ですが、子育てを経験して気付いたことがあります。
マニュアル通りにはいかない
私の場合、特に初めての子育てでは「育児本」が頼りでした。おしっこの回数は? 寝返りはいつから? など、気になることがあるたびに育児本を開きました。特に気になったのが、赤ちゃんの発達の目安。育児本に書かれていることとわが子を比べていました。
でも、結局はマニュアル通りにいかないと感じています。赤ちゃんは生身の人間であり、一人ひとり成長が違って当たり前ですよね。個性を大事にしてあげることも必要だと感じました。
頑張りすぎない
完璧な子育てを目指そうとするほど、うまくいかないもの。私は子育てに一生懸命になりすぎた結果、産後うつを発症してしまいました。体調が優れない日々を送り、周りの協力なしでは子育てができない状況に……。
手前味噌ですが、生真面目で一生懸命なママほど要注意。ある程度、手を抜くことも子育てにおいて大切だと学びました。少しくらいズボラでいることが、賢い子育てだと感じています。
ひとりで抱え込まない
私は母乳育児が軌道に乗り始める産後3カ月ごろまで、とにかく「母乳量」が気がかりでした。周りのママよりも自分のほうが母乳の出が悪いのかも……と、つい人と比べてしまい、ひとりで悶々と悩んでいました。また、赤ちゃんのお世話に慣れない時期でもあり、この方法で合ってるのかなど不安要素もたくさんありました。
今思うことは、こうした悩みはひとりで抱え込まないほうがいいということです。育児相談などを活用して、ひとりで悶々とせずに不安に思っていることを解消することが大切だと気付きました。
初めての子育てでは、誰だって悩んで当たり前だと思います。いずれ子育てに慣れ、自信がつく日がやってきます。積極的に気分転換をしながら子育てをしていきたいですね。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。