温泉に入ったら娘たちが…
プールで遊び終えて、4人で温泉に行きました。久しぶりの温泉だったので、とても楽しみにしていた私。みんなで体を洗い終えていざ温泉に入ろうとした、そのときです。長女が「お湯、熱い! 嫌だ!!」と言ってお湯から出てしまったのです。
自宅でいつも入れるお湯はぬるめにしており、温泉のお湯はそれよりも少し温度が高く42度くらいでした。ちょっと熱かったのかなと思い、私は「お湯に浸かりたいから、隣で待ってて」と伝えたのですが、「寒いから出る」と長女は脱衣所に向かってしまいました。長女にとって温泉や大浴場は初めてではないのですが、この日はどうしてもお湯の温度が気に入らなかったようです。
一方、次女はこのような公衆浴場が初めてで、はじめはうれしそうに入っていたのですが、長女を追いかけて一緒に出てしまいました。子どもたちを放っておくわけにはいかず、母が「交代で入ろう」と言ったので、私は子どもを追いかけて脱衣所へ。
子どもに服を着せ終わると、母が出てきたので、今度は私が温泉に入ろうとしたのですが「ママ行かないで!」とぐずりだした長女。母は「子どもたちを見ているから入ってくれば?」と言ってくれたのですが、次女も「嫌だ!」と言い出し、2人で騒ぎそうだったので、仕方なく休憩室へ移動することに。
子どもたちが落ち着いてお昼寝をしてくれたら、私はまた温泉に入りに行くつもりでした。しかし、休憩室で30分ほど休んでも子どもたちは寝てくれず……。いつもは疲れたら寝てしまう娘たちですが、この日はテンションが高くずっと起きていました。やがて私はお風呂に入りたい気持ちが失せてしまい、その日は帰ることに。結局、温泉を楽しむことはできなかったのでした。
せっかく温泉へ行ったのに、子どもの機嫌や温泉の温度などコンディションが合わず、入ることができなくてガッカリ。この話を夫にすると、「ひとりでスーパー銭湯でも行ってきたら?」と提案してくれました。後日、ひとりで訪れたスーパー銭湯で、念願の温泉にゆっくり浸かることができ、心も体もリフレッシュ。そんな時間をくれた夫に、感謝しています。
著者:堀川京香/30代女性。2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)