ママ友は兄弟2人を通わせていたのに…
そのママ友は、兄弟2人を通わせていたにもかかわらず、上の子の月謝だけしか払っていませんでした。サッカー教室の先生に注意されても「この子は習っていない。お兄ちゃんの練習に少し混ざるだけでしょ」と言って、ずっと支払わないままだったのです。
サッカー教室と言っても、サッカー経験のある近所の方が、休日に子どもたちに教えてくれるといった町内のコミュニティサークルのようなもの。そのため、月謝も練習道具やコートを借りる費用をみんなで負担するためのお金なので、決して大金ではありません。
そんなのほほんとした教室なので、毎週通っている子の兄弟が、親御さんと練習を見に来て、たまに混ざることもありました。しかし、ママ友の下の子は、毎回参加していたのです。兄弟で習っている人は、みんなちゃんと2人分を支払っているので、ママ友の言い訳に私は納得できませんでした。
さらにママ友は、自分の子が他の子たちに迷惑をかけていても無関心。ママ友の下の子が練習道具を勝手に持ち出して、壊してしまったことがあったのですが、そのときも「子どもがやったことだから」と言って、謝罪も弁償せず……。
最終的に、他の親御さんたちが集まって、サッカー教室の先生に相談し、教室のルールを再確認する場を設けたのです。みんなで話し合った結果、『2人分を支払うべき』と全員が同意見。後日、先生がママ友に「下の子も毎週参加しているから2人分の月謝を支払ってもらわないと他の保護者が納得できず、支払わないなら教室の継続が難しい」と、伝えてくれました。これをきっかけに、さすがに反省したのか、ママ友は態度を改め、ようやく下の子の分の月謝も支払うように。
しかし、楽しかった教室の雰囲気は、なんとなくピリピリとした雰囲気に変わってしまいました。ママ友はルールを守ってくれるようになったので、私は仲良くしていますが、距離を取るようになった親御さんも多いです。
地域の人や親同士のつながりが強く、みんなの協力で成り立っている教室だからこそ、たったひとりの和を乱す言動で全体の雰囲気が大きく変わってしまったのだと思います。子どものためにも、私は思いやりやルールを大切にして、いろいろな人と平和にお付き合いしていきたいと思った出来事でした。
著者:丸太 里奈/30代・女性・製造業。ひとり息子の母。田舎住みで、田舎ならではのルールや不便さに戸惑いながら子育てに奮闘中。
イラスト:きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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