ナプキンを初めて自分で購入
初潮を迎えてからは、生理時は「羽なしナプキン」を使っていた私。ナプキンは母が買ってきてくれていて、毎回羽なしナプキンだったので、このときの私は「生理用品」は「羽なしナプキン」しかないと思っていました。
そんなある生理2日目のこと。母が体調を崩し、自分で生理用品を買いに行かなくてはならなくなってしまいました。母とドラッグストアに行くことはありましたが、今まで生理用品コーナーへ行ったことはなく、不安があり、また「もし友人や知人と会ってしまったら」と思うと恥ずかしい気持ちも。
けれど、行かなくては生理用ナプキンがありません。意を決してドラッグストアの生理用品コーナーへ行くと、たくさんの種類のナプキンが並んでおり驚きました。わが家には22cmの昼用、28cmの夜用がありましたが、同じ大きさでも何種類もあり、いつも使っている物がどれだかわからなくなってしまって……。
長居することの恥ずかしさもあったので、私は適当に商品を手に取り、レジへ向かいました。
とっさに手にした商品を開けてみると
そして、帰宅してすぐにトイレへ。ナプキンを交換しようと、今買ってきたナプキンを開けると、購入した物はいつもとは違う形をしていることに気づきました。これが私が初めて「羽つきナプキン」と出合った瞬間でした。
いつもは羽なしを使っていましたが、急いで手に取った商品は羽つきの物。ただ、このときは羽つきのナプキンを初めて見て、羽の部分はどうするのかまったくわからず悩んでしまいました。
結局、トイレから出て自分で調べることに。するとクロッチ裏側に羽を折り返して貼り付けることを知りました。この羽があることでナプキンがズレにくいということも知り、私は衝撃でした。
たしかに羽つきナプキンは動いてもズレにくく感じました。特に体育の授業時はナプキンがズレて経血が漏れてしまわないか不安でしたが、その不安も軽減。母にもこのことを伝え、以降は羽つきナプキンを買ってきてもらうようになりました。
大人になった今は、いろいろと新しい生理用品を試し、より自分に合うものを探すなどしています。
著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士を目指す大学生。これまで生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師と出会い、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
イラスト:ほや助
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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