10歳年上の男性
高校時代、所属していた運動部の外部講師だった10歳年上の男性に憧れを抱いていた私。その先生は結婚をしていましたし、当時の私には彼氏がいたので、恋愛感情というわけではなく、大人の男性としてすてきだなと思っていました。
それから数年後、社会人になりたてのころに偶然、先生と再会。お互い懐かしさに話を弾ませていると、なんと先生が離婚していたことを知りました。ちょうど私も独り身だったので、先生からの提案で後日、映画館デートをすることに。
大人なデートにドキドキ
デート当日、先生は車で迎えに来てくれて、映画鑑賞をしたあとは夜景のきれいなレストランで食事をしました。同世代の男性とのデートとは違った大人な雰囲気に、私はとてもドキドキ。帰りに家まで送ってもらっているとき、私は「また会えたらいいな。もしかして大人な恋愛に発展するかも!?」なんて完全に舞い上がっていました。
しかし、私の家に着いたタイミングで先生から衝撃のひと言。「やっぱり……きみは子どもにしか見えない」と言われ、次の約束などもできず、彼は車で走り去っていきました。もちろん連絡もそれきりで、未熟な私が大人な男性に振り回された苦い思い出です。
現在は、私も当時デートをしてくれた先生と同じくらいの年齢になりました。歳をとって思うことは、今10歳も年下の子を見ると、たしかに大人だけど若くて幼いなと感じる部分があるので、先生の気持ちが理解できた気がします。
あのときは思わせぶりなことをされた!とショックを受けましたが、「子ども」とハッキリ言われたおかげで、大人になるための自分磨きをすることもできたと思っています。
著者:小野キリコ/女性・主婦
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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