完璧に準備した私
現在の夫と結婚することになり、彼の両親にあいさつをしに行ったときのことです。
私は大雑把な性格なうえ、普段はラフな格好を好んでいました。しかし、食事会の場所は高級ホテルで、コース料理。デパートで清楚な水色のワンピースを買い、雑誌に載っていた「きちんとメイク」を参考に化粧をして、完璧に準備をしました。
最後の最後で…
そして、いざ彼の両親とご対面。会話も弾み「息子をよろしくお願いします」「素敵な女性ね」「(私)さんがお嫁さんになってくれてうれしい」と言ってもらえ、無事にデザートまで辿り着きました。
デザートを食べ終わって手土産を渡し、彼の両親からもお菓子が。中身はパイとのことで丁寧に扱おうと思ったのですが、お手洗いから戻ってきた私は、なんと、椅子に置いたパイの上に座ってしまったのです! バリバリっと割れる音がし、私は「ご、ごめんなさい!!」と顔を真っ赤にしながら全力で謝罪。両親は笑って許してくれ、事なきを得たのでした。
上品に見えるように頑張りましたが、普段の身のこなしやおっちょこちょいな性格は取り繕えないのだと痛感しました。なお、パイの上に座ってしまった失敗は、今では義両親と私との笑い話になっています。
著者:齋藤美月/20代女性・結婚2年目の主婦。節約レシピを考えるのが日々の日課で、鶏胸肉が好きです。
作画:霜月いく
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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