保育園激戦区なんですよ…
夫の淳一さんは、生活費として、スーパーのプリペイドカードに毎月1万円をチャージ。沙織さんは自分の貯金から補填してなんとかやりくりをしていました。
そんなある日、スーパーで残高不足と言われ、履歴を確認すると、チャージされていたのはなんと3千円。
これでは生活できないと思った沙織さんは、娘の保育園を探して働くことを決意。役所に行って相談してみると、「正直かなり難しい」と言われてしまい……。
沙織さんの住む地域は保育園激戦区で、フルタイムで働く正社員の家庭ですら保育園が決まらないほどと説明されます。
そういう人たちは、毎日一時保育を利用してなんとか頑張っているそう。沙織さんは、役所の人から「申し込みはできるけど現実的にはかなり厳しい」と言われてしまいます。
がっかりする沙織さんに役所の人は、「幼稚園に入れるまで自宅保育で頑張ってみたら?」と声をかけます。
沙織さんが困っていると、近くにいた見知らぬ女性が突然「子どもが小さいのに無理して働くことないわよ」「自分の時間がほしいのかもしれないけど、子どものそばにいてあげて」と話しかけてきました。
自分のわがままで子どもを預けようとしていると思われたように感じ、モヤモヤする沙織さんなのでした。
“保活”という言葉があるくらい、保育園に入るのには大変な苦労があります。沙織さんは現在無職の状態なので、激戦区では、役所の人がいう通り、なかなか保育園を決めることは難しいかもしれません。この問題についても、そしてなぜ保育園を探しているのかも、淳一さんに話して、夫婦で話し合う時間をなんとか作ってほしいものです。
それぞれ家庭ごとに事情があります。見知らぬ女性の言葉にはモヤモヤしてしまいますが、沙織さんにはあまり気にしないようにしてほしいですね。
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