今回は、2025年5月に生まれた男の子3,588名の名前をもとに「二音ネーム」の人気ランキングを発表します!
1位 りく
「二音ネーム」よみランキングで1位となったのは「りく」。年間ランキングでは2023年・2024年と2年連続で3位と、安定した人気を誇っています。2025年5月のよみランキングでも2位にランクインしています。
名付けでは「凌空」「凌久」「吏玖」などが見られました。「凌」は「困難を越える」「高くそびえる」といった意味を持ち、力強さや知性を感じさせる漢字。「玖」は宝石のように黒く美しい玉を指します。
「りく」という音の響きも大地・陸地を連想させることから、「どっしりと地に足をつけ、雄大なスケールで成長してほしい」といった願いが込められているようです。
2位 そら
2位にランクインしたのは「そら」。年間ランキングでは2023年7位、2024年5位と、長く上位をキープしている人気のよみです。2025年5月も5位にランクインしており、その人気は衰えず、注目度の高さがうかがえます。
「蒼空」「空」「想來」などの漢字がよく用いられました。「空」はその名の通り、大空や宇宙など広がりある自然を象徴する漢字で、「おおらかに、自由に育ってほしい」という願いが感じられます。
3位 はる ※同率
「はる」は2025年5月のよみランキングで9位にランクイン。年間ランキングでは2023年13位、2024年11位と、人気が高まっている名前です。
よく見られた名前には「晴」「陽」「暖」などがありました。「晴」は明るく晴れた空を、「陽」は太陽のぬくもりや前向きなエネルギーを、「暖」はやさしいあたたかさを指します。5月は春から初夏に移り変わる季節。新緑のまぶしさや、陽ざしの明るさを感じさせます。
3位 せな ※同率
同率3位に入った「せな」は、2023年には31位、2024年は21位と順位を上げ続けています。2025年5月の女の子の年間ランキングでも27位となっており、性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」としても注目されています。
名付け例としては「晴凪」「星凪」「世梛」などがありました。「凪」は風のない静かな海を表す漢字で、落ち着きや穏やかさを象徴します。「星」や「世」などと組み合わせることで、夜空や世界観の広がりも感じられる名前になっています。
3位 さく ※同率
同じく3位にランクインしたのが「さく」。年間ランキングでは2023年18位、2024年15位と、近年注目度が上がっているよみです。
「朔」「朔空」「朔久」など、漢字には「朔」が多く使われていました。「朔」は「新月」や「始まりの日」という意味があり、何かを切り開くような前向きな力を連想します。
6位 あお
「あお」は年間ランキングでは2023年が12位、2024年も17位と安定した人気を保っています。2025年5月のよみランキングで12位にランクイン。近年は男女どちらにも使われる「ジェンダーレスネーム」としても注目を集めています。
名付けでは「碧」「蒼」「碧桜」などが多く見られました。「碧」は青緑色の美しい色味を表し、「澄んだ心を持った人に」「自然と調和して生きてほしい」といった願いが込められているよう。「蒼」は力強く深い青を意味し、「芯のある落ち着いた人物に育ってほしい」というメッセージが感じられます。
7位 なぎ
7位にランクインした「なぎ」は、2023年が30位、2024年は16位と、年々人気が上昇している名前です。2025年5月のよみランキングで17位でした。
使用された漢字では「凪」や「梛」が主流。「梛」は葉が上部で折れにくいことから縁起の良い木とされ、神社のご神木として植えられることも多いそう。「困難に直面してもしなやかに耐え、折れずに前に進んでほしい」という願いが込められることも。
8位 るい ※同率
「るい」は2025年5月のよみランキングでは19位にランクイン。年間よみランキングでは2023年が23位、2024年は19位と、長く支持され続けている名前です。
よく使われる漢字は「琉生」「琉偉」など。「琉」は美しい宝石や沖縄の文化を連想させる漢字で、独自性や透明感があります。「生」や「偉」と組み合わせることで、「いのちの輝き」「おおきな器の人物」というイメージを受けるようです。
8位 そう ※同率
同じく8位にランクインした「そう」。年間ランキングでは2023年が20位、2024年は29位と、根強い人気を持つ名前です。
名前に使われる漢字には「想」「蒼」などがあります。「想」は思いやりや創造性を表し、「心の広い人に」「大きな視点を持った人に育ってほしい」という願いが込められているようです。
10位 れお
2025年5月に22位にランクインしたのは「れお」。年間ランキングでは2023年が33位、2024年が31位と安定した人気を誇っています。
「怜央」「蓮桜」「玲央」など、複数の漢字が用いられていました。「怜」は知性や感受性の豊かさ、「蓮」は清らかさ、「玲」は美しい音を表す漢字で、それぞれが魅力的な個性を持っています。「央」は中心や真ん中を意味し、バランスの取れた人物像を連想させます。
◆2025年5月の「二音ネーム」では、1位の「りく」をはじめ、シンプルで印象に残るよみが上位を占めました。また、「りく」「そら」「はる」「なぎ」など、自然にまつわるイメージを持つ名前が目立ち、雄大さや明るさ、穏やかさを感じさせる傾向が見られました。
ミニマルな二音ネームは、呼びやすさ・覚えやすさを兼ね備えており、今後も男女問わず人気を集めるスタイルになりそうです。
ベビーモデル:@ok____0608さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年5月1日(木)〜2025年5月25日(日)
回答件数:3,588件(男の子)