暴走する息子を止めた中学生が…!
その日も息子を連れてスーパーへ。案の定、店内で走り出してしまい、なんと出口のほうへ一直線。慌てて追いかけましたが、息子は弾丸のように速く、とても追いつけません。「もうすぐ外に出ちゃう!」と思ったその瞬間、中学生の男の子たちのグループが息子を止めてくれたのです。
私は感謝してお礼を言いました。すると、その中の1人が照れくさそうに「元気っすね。僕も落ち着きがない子だったんで、母親に迷惑かけてました」と言ってくれました。その言葉に、思わず涙が出そうに。息子もいつか、こんなふうにやさしく成長してくれたら……そう願ったのを覚えています。
息子がスーパーの中を走っていたのは1年ほどのことでしたが、その1年間、どれだけ多くの人に頭を下げて謝り続けたかわかりません。もしあのとき、中学生の男の子があんな言葉をかけてくれなかったら、私は育児ノイローゼになっていたかもしれません。
今、息子は高校生になり、人を助けられるやさしい子に育ちました。あのとき出会った中学生の姿が、幼い息子の心にきっと響いていたのだと思っています。
◇ ◇ ◇
育児に悩む日々の中で、他人のやさしさが救いになることもありますよね。子どもの“今”の姿だけを見て親が追い詰められることのないよう、周囲のサポートや共感が得られる社会にしていきたいですね。
著者:藤田まどか/40代 女性・パート。高校生の息子と小学生の娘の母。土日は息子の部活のため、5時起きでお弁当を作っている。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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