セックスレスに危機感を覚えて新しい下着を購入。でも…「疲れてる」夫とはすれ違いが続いて

私たち夫婦がセックスレスになった一番のきっかけは、お互いの仕事が充実していたからだと思います。そして、子どもが1人いたことも、安心しきっていた要因の1つかもしれません。そのころの私は仕事が楽しく、家族円満に過ごしていたので、夜の営みはまったくなくとも、満たされた毎日だと感じていました。

 

ただ、家事育児は交代制。お互い仕事に取り組んでいたため、すれ違いの生活が続いていました。夫と顔を合わせても休養を取ることが優先で、私はパートナーがいるという安心感に満足していたと思います。

 

私たち夫婦がセックスレスだと気がついたのは、同僚の愚痴を聞いていたときでした。同僚が不満だと漏らす内容に、私たち夫婦の条件がピタリと当てはまっていたのです。私は急に焦りを感じ、その日の仕事帰りに新しい下着を購入して帰りました。

 

その日の夜、私はさっそく新しい下着をつけて夫を誘いました。しかし、久しぶりすぎる私のおねだりは冗談だと思われたらしく、夫から一蹴されてしまいました。夫は「疲れているし明日も早いから」と言い、その後も何度も断られてしまって……。私は本格的に焦りを感じるようになりました。

 

たったこれだけのことですが、私の中でこれまで順調だった仕事や家庭が、途端に苦しいものに変わってしまいました。

 

そんな様子が、夫にも伝わっていたようです。一緒に過ごしているうち、夫が私の心の変化に気づいてくれ、その後、夫は以前よりも私との時間を作ってくれるようになりました。

 

そしてある日、実家に子どもを預けて、久しぶりに夫婦水入らずでデートを楽しみました。もともと、私たちは忙しくて時間が合わなくなっていただけなので、話し合うことでレスは解消。回数は少ないものの、今は意識的に時間を作ってスキンシップを取るようにしています。

 

私たちの場合は、話し合う時間が取れたことでセックスレスを解消できました。誘いを夫に断られていたときはつらかったし、苦しかったです。そんな私の気持ちを夫がしっかりと察知してくれたことで、無事にレスを解消できたので、問題を解決できたのは夫の協力があったからこそだと思っています。これからも夫婦で話し合って、問題を解決していきたいです。

 

 

 

著者：佐藤あかね／女性・主婦
イラスト：すうみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています