「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの後追いに関するご質問です。
Q. 後追いが激しくなってきたように思います
最近1歳になったばかりの息子がおります。以前に増して後追いが激しくなってきたように思います。私が見えなくなるとすぐに大泣きしてものすごい勢いでついてきます。トイレもゆっくりできません。家事もしたいのでずっとは相手ができず、大変な部分もあります。
息子のためにどういう対応をすればよいのでしょうか? また、後追いをまったくしない子もいるのですが、何か違いがあるのでしょうか?
高塚あきこ助産師からの回答
後追いが始まる時期には個人差がありますが、早いお子さんですと生後7~8カ月ごろからみられ、おおよそ1歳半ごろまでには落ち着くことが多いと言われています。お子さんが自己主張できるようになったり、人見知りや場所見知りをする時期です。
後追いをするお子さんは、ママさんへの執着がとても強いと言われていますが、その分、ママさんのことを絶対的に信頼しているという証拠でもあります。お子さんにとっては、ママさんのいらっしゃる世界がすべてになるためです。成長とともに、記憶力が発達すると、一時的に目の前からママさんがいなくなってしまっても、ママさんが戻ってくるということを学んでいきます。そのため1歳〜1歳半ごろまでに落ち着くことがほとんどと言われます。
とは言いつつ、毎日のことで、家事をしたいお気持ちもよく分かります。この時期は一時的なものなので、家事は最低限にし、なるべくお子さんと一緒にいてあげることも大切です。また、まだ言葉が分からなくても、お子さんから離れる際には、必ず声をかけてから離れると、徐々にお子さんも慣れてくると言います。その他には、少し外に出て気分転換をしたり、抱っこ紐やおんぶを活用しながら、家事をされてもいいかもしれません。
後追いの時期は、なかなかママさんの思うように家事が進まず、大変かと思いますが、ママさんを信頼している証拠ですので、気長に温かく見守っていただければと思います。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
後追いが始まったら注意すること
後追いが始まったら、ママやパパの後ろについていくことになるので、通路に赤ちゃんにとって危険な物が落ちていないか確認しましょう。また、いつもの癖でドアを閉めると、赤ちゃんがドアに挟まってしまうかもしれません。後ろに赤ちゃんがいないか必ず確認することや、ドアを常に開けたままにしておくと、うっかりドアを閉めてしまうこともないでしょう。
キッチンは油跳ね、食器の落下、包丁やフォークなどの落下などの可能性があり危険な場所なので、赤ちゃんが入れないようにベビーゲートを設置するといいでしょう。このベビーゲートは、階段などの赤ちゃんにとって危険な場所に設置することをオススメします。
赤ちゃんの後追いは成長の過程なので、心配することはありません。しかし、後追いをされることで家事ができなかったり、ゆっくりとお風呂に入れなかったりすることもあります。後追い対策として、赤ちゃんが待っているところにおもちゃを置いたり、できるだけ一緒に行動したり工夫してみましょう。また、後追いをしないからといって発達障害とは限らないので、心配しすぎないようにしましょう。
※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの後追いはいつから始まる?しなくても大丈夫?対策と注意点について」【監修者:看護師・保健師・予防医学指導士 和田路子】
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