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絶滅危惧種・ニホンカモシカに会えちゃう!? 「神戸市立森林植物園」が子連れで楽しめる理由を徹底解説!【施設担当者コメントあり!】

兵庫県神戸市北区にある「神戸市立森林植物園」は、絶滅危惧種のニホンカモシカに出会える全国的に珍しい植物園です。芝生広場や大型遊具もあり、子どもと一緒に自然を満喫できるスポットが盛りだくさん!

施設担当者に聞いた子連れファミリーが楽しめるポイントをご紹介します。

「神戸市立森林植物園」ってどんなところ?

広大な芝生広場(多目的広場)があり、子どもが楽しめる遊具も設置されていますので、ご家族でゆったりと、楽しい1日を過ごすことができます。(施設担当者)

六甲山地にある「神戸市立森林植物園」は、1940年に起工した広さ142.6ヘクタールの自然豊かな植物園です。園内には四季折々の植物が息づき、まるで森林浴をしているような気分を味わえます。

 

園内には約1,200種もの木本植物が育っており、そのうち約500種は外国産です。北アメリカやヨーロッパ、アジア、日本各地など、原産地ごとに植栽されたエリアがあり、世界各地の自然環境を再現しています。

 

芝生が広がる広場では、子どもが思い切り体を動かして遊ぶことができるのも魅力。森林のしくみを楽しく学べるミュージアムや、特別天然記念物に指定されているニホンカモシカの展示もあり、親子で1日たっぷり楽しめるお出かけ先です。

 

施設担当者に聞いた「神戸市立森林植物園」の子連れおすすめスポット

「神戸市立森林植物園」は、ただ植物を眺めるだけでなく、森の姿そのままの生きた植物を観察できるのが特徴です。自然の豊かさや四季の移ろいを、五感で味わうことができます。また、広々とした芝生や遊具のあるエリアもあり、自然の中で思いきり体を動かして遊べるのも魅力です。
 

遊び楽しむレクリエーションゾーン

「遊び楽しむレクリエーションゾーン」は体を動かして楽しむエリアです。エリア全体に芝生が広がる「多目的広場」、小さな子どもが遊べる大型遊具がある「ちびっこ広場」、「ぼうけんの丘」で構成されています。

森林公園

多目的広場にターザンロープが2基あり、ちびっこ広場には、大型遊具等があります。(施設担当者)

ちびっこ広場には幼児向けの滑り台などの遊具があります。また、多目的広場にはターザンロープが2基あり、小学生以上の子どもが利用できます。たくさん体を動かした後は、芝生にシートを広げてお弁当を食べながらのんびり過ごすのも良いでしょう。

 

季節の花を楽しめる各エリア

あじさい

「神戸市立森林植物園」には、「あじさい園」「つつじ・しゃくなげ園」「さくら園」など、季節の花木を楽しめるエリアがたくさんあり、四季折々の豊かな自然を感じられます。

 

あじさい園をはじめとした園内には、六甲山の幻の花といわれるシチダンカをはじめ、25種350品種、約5万株のあじさいが植えられ、国内有数のあじさいの名所として知られています。

 

つつじ・しゃくなげ園などでは、37種約4千株のしゃくなげやつつじを観賞でき、秋になるとイロハモミジ、メタセコイアなど紅葉する樹木が38種約3千本あり、色とりどりの紅葉が広がります。

 

さくら園には、シダレザクラをはじめとしたさまざまな桜の木が並びます。次々に咲く桜の花は圧巻です。

 

▶︎お花の見ごろ

あじさい園:6月上旬〜7月上旬

つつじ・しゃくなげ園:4月上旬〜5月中旬

さくら園:4月上旬〜中旬

 

森林を学べるミニミュージアム

ミュージアム

森林展示館1階では『森林と私たち』のテーマに沿って、人を含めた生き物と共存共生する森林を学ベるミニミュージアムをご覧いただけます。

森と生物のつながりをジオラマや映像などの展示、森林にまつわる絵本に親しめる図書コーナーのほか、壁面やフローリングに園内発生材を使うなど、SDGsに沿った環境学習の場として、みなさんが森林や自然に憩い・楽しみ・学ぶことができる空間をお楽しみいただけます。(施設担当者)

森林の生態系を学べるコーナーでは、森林をイメージしたジオラマに動物の剥製が飾られています。普段なかなか間近で見られない森の動物たちを、リアルな姿で観察できる貴重なチャンスです。子どもたちにとって、動物の大きさや特徴を身近に感じられる絶好の学習機会となるでしょう。

神戸市立森林植物園

さらに、ヒメネズミ、セトウチサンショウウオ、モリアオガエル、ニホンヒキガエル、アカハライモリ、ドジョウ、カワムツなどの生き物も飼育・展示されています。

 

「カモシカ園」

カモシカ

ニホンカモシカは本州、四国、九州の山岳地帯に生息するウシ科の日本固有種で、現在その数は減っており貴重な動物となっています。生息地と似た静かな飼育環境とともに、エサとなる枝葉を園内で採取し給餌しています。(施設担当者)

「神戸市立森林植物園」は、特別天然記念物であるニホンカモシカに会える貴重なスポットです。10時〜11時ごろはニホンカモシカのごはんタイムなので屋内に入ってしまうそう。「カモシカ園」に行くなら、その時間を避けると良いでしょう。

 

「神戸市立森林植物園」のフォトスポット

思い出作りに欠かせないのが、写真撮影ではないでしょうか。「神戸市立森林植物園」には、魅力的なフォトスポットがたくさんあります。施設担当者の方におすすめのスポットを教えていただきました。

 

青葉トンネル

トンネル

青葉トンネルでは、カラーLEDを使ったライトアップをおこなっています。森林(もり)の四季彩(いろ)の光の演出をトンネルの中で体感してください。(施設担当者)

青葉トンネルを彩るのは、四季彩色は「新緑 萌える緑」「あじさいブルーシンフォニー」「涼とどける青のトンネル」「すすきそよぎ 秋草の花」「山燃ゆる 紅葉」「冬 眠る森林(もり)」「動き出す森林(もり) 花の便り」の7パターン。各季節にしか見られないライトアップです。

 

そのほか、通年見られるオーロラと虹のライトアップも! 季節ごとに訪れたくなりますね。

 

メタセコイア並木

メタセコイア

多目的広場へ向かう園路にある「メタセコイア並木」は、秋の紅葉時にライトアップされる絶景スポット。並木道がドラマチックにライトアップされる様子は幻想的で、まるで映画のワンシーンのような美しさです。

 

「神戸市立森林植物園」で子どもと食事をするなら?

神戸市立森林植物園には、親子でゆっくりと食事や休憩を楽しめる魅力的な飲食店が2つあります。どちらも地元の人気牧場「弓削牧場」直営のカフェで、新鮮な乳製品を使った絶品メニューが揃っています。

 

森のカフェ&雑貨 ル・ピック

正門入り口近くの森林展示館に隣接する「森のカフェ&雑貨 ル・ピック」は、カフェと雑貨店が一体となったお店です。

神戸市立森林植物園

お子様カレー 700円(税込)

子ども向けのメニューがあるのは「森のカフェ ル・ピック」のみです。ここでは「お子様カレー」を提供しています。また、大人の食事をお子様にとりわける場合は、小皿やスプーンなどもご用意しております。スタッフまでお声がけください。(施設担当者)

アイス

弓削牧場特製ミルクソフトクリーム コーンorカップ 500円(税込)

弓削牧場の低温殺菌ノンホモ牛乳で作るミルクソフトクリームが一番の人気メニューです。ソフトクリームを目当てにお越しくださる方もおられます。

弓削牧場では牛たちを自由にのんびりと育てています。その牛たちから搾る新鮮な牛乳を新鮮なうちに加工し「ミルクソフトクリーム」ができあがります。

 

※冬期、特製ミルクソフトクリームは弓削牧場のアイスクリームになります。

 

【通常(3月下旬~12月上旬)】

営業時間 9:30~17:00(ラストオーダー16:30)

定休日 植物園の休園日に準ずる

 

【冬期(12月上旬~3月下旬)】

営業時間 10:00~16:00(ラストオーダー15:30)

定休日 平日

※閉店時間やラストオーダーは天候によって時間変更があります。

 

森の売店みちくさテラス パーチ

正門入り口からあじさい坂を南に向かうと長谷池があり、その近くにあるのが森のカフェ ル・ピックの姉妹店「森の売店みちくさテラス パーチ」です。

 

「森のカフェ ル・ピック」でも食べられる名物のミルクソフトクリームはもちろん、弓削牧場の新鮮なミルクや弓削牧場のミルクをたっぷりと使ったカフェオレなどがオーダーできます。

 

サンドイッチ

また、弓削牧場特製のカマンベールチーズや、ミルクジャムを使ったサンドイッチなどの軽食も。池のほとりでひとやすみできるスポットです。

 

【通常(3月下旬~11月)】

営業時間 10:00〜15:30(ラストオーダー15:00)

定休日 平日 ※ただし、あじさい散策・もみじ散策期間中は火曜・水曜

 

【冬期(12月~3月下旬)】

休業

※閉店時間やラストオーダーは天候によって時間変更があります。

 

神戸市立森林植物園の詳細

子ども向け設備

⚫︎授乳室:あり(森林展示館1階)

神戸市立森林植物園

 

⚫︎おむつ替えスペース:あり(森林展示館1階の女性用トイレと駐車場多目的トイレ)

神戸市立森林植物園

 

⚫︎貸し出し:

・ベビーカー(対象:生後1カ月〜)予約不可。当日森林展示館管理事務所にて受け付け

・双眼鏡 予約不可。数に限りあり。

 

⚫︎コインロッカー:あり(100円リターン方式)

 

基本情報

⚫︎住所:兵庫県神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2

⚫︎アクセス:【電車】神戸電鉄 北鈴蘭台駅より無料送迎バスで約10分【車】阪神高速7号北神戸線 箕谷ICから約10分

⚫︎駐車場:乗用車 500円(1日)700台駐車可能(シーズン期は最大1,200台駐車可能)

⚫︎営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)

※「森のあじさい散策」「森のもみじ散策」の各期間中は早朝・延長開園あり

⚫︎休園日:毎週水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

⚫︎入館料:大人(中学生を除く15歳以上)300円  小・中学生150円 ※各種割引制度あり

⚫︎公式サイト

※営業時間や定休日は変更となる場合があります。

 

一面に芝生が広がる広場や、動物の剥製展示など、親子で楽しめるスポットが充実した「神戸市立森林植物園」。四季折々の植物と、その植物とともに生きる生き物たちを、子どもと一緒に観察できるのも大きな魅力です。

 

自然に囲まれたのびのびとした環境で、遊びも学びも楽しめる場所として、ぜひお出かけ先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

 

※本記事の内容は、2025年6月16日時点の情報をもとに作成しております。営業時間・料金等は変更される可能性があるので、お出かけの際は必ず最新の情報をご確認ください

 

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