私は現在CA(客室乗務員)を育児休暇中で、1歳11カ月の息子と生後6カ月の娘を育てています。 どんどん行動範囲が広がる生後9カ月から1歳ごろは、公共の乗り物に乗るときに周りに迷惑をかけないだろうかと不安でいっぱいでした。
今回は、そんな生後9カ月から1歳ごろの「赤ちゃんとの飛行機」に備えておいてよかったことをお伝えします。
離乳食はどんなものを用意?
息子は生後8カ月で卒乳したので、1日3回の離乳食と1日2回のおやつを食べていました。飛行機に持ち込む荷物は息子の食べ物でパンパン! しかし結局、使わなかったものもありました。用意していてよかったものは「スティックおにぎり」「スティックパン」「赤ちゃん用おせんべい」「ベビーフード」の4アイテムでした。
スティック状のおにぎりやパンは食べさせやすく、ベビーフードを食べないときや足りなかったときに大活躍! お菓子は最後の手段として用意しているのですが、息子はおせんべいなら食べこぼしが少なかったのでこれをチョイス。また、国際線では予約の時点でベビーフードを注文できるので、それ以外のものを持って行きました。
おもちゃや遊びは? スマホは使える?
生後9カ月から1歳ごろはどんどん動き出し、息子もおとなしく座っていることが難しくとても苦労しました。 おもちゃもすぐに飽きてポイッ! そこで新しいおもちゃを持参していくことにしたのです。
ぐずっているときに、新しいおもちゃを出すと目を輝かせ、夢中で遊んでいました。それからは飛行機に乗るときには必ず新しいおもちゃを1つしのばせていくようにしています。
また、最近では機内Wi-Fiを使える飛行機もあります。離陸後案内のあと、着陸前の案内があるまでは機内モードにてWi-Fiに接続し、スマホを使うことが可能です。音量を消した状態で動画を見せると、おとなしく観賞してくれます。
赤ちゃん連れに便利なサービスと利用法
1歳近くになると、あっちに行きたい! あれを触りたい!と動きたがるので、空港内でも抱っこ紐におさまることが困難でした。そのときはベビーカーの貸し出しサービスが便利です。出発空港でチェックイン時にお願いすると、ベビーカーを貸してもらえます。
貸し出し用のベビーカーは、飛行機に乗り込む前に搭乗口にて返却可能。到着空港でも使いたい場合は、出発空港で借りるときにお願いしておくと、到着時に用意してくれれることもあります。ただし、空港施設により異なりますので、事前に確認しておくといいでしょう。
また、飛行機によっては機内でベビーベッド(バシネット)の使用が可能です。ただ航空会社によって体重制限があるので、確認が必要でした。国際線など長時間のフライトで寝かせたい場合は事前に申し込んでおくと、ベビーベッド(バシネット)が使用可の座席にしてくれると思います。
赤ちゃんとの飛行機は、いかに周りに迷惑をかけないようにするかを考えてばかりでした。でも、息子の好みや飽きやすい性格に合わせて準備をすることで、驚くほどスムーズな旅路になりました。利用できるサービスをフル活用することで負担が減り、飛行機旅行がより楽しい思い出となりました。
著者:松本のあ
1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。