出産を終えてほっとしたのも束の間、赤ちゃんとの怒涛の生活が始まりました。私が一番悩んだのが授乳です。おっぱいはカチカチに張るのに、赤ちゃんがじょうずにおっぱいをくわえられなかったからです。赤ちゃんの吸う力が弱いからだと思っていましたが、私のおっぱいの形に問題があることに気付きました。
おっぱいが吸えない!
当たり前におっぱいを飲んでくれるだろうと思っていたのに、わが子はうまくおっぱいがくわえられず、搾乳した母乳を哺乳瓶で与える日々が続きました。生まれたばかりで吸う力が弱いのだと思っていたのですが、飲む量が増えても一向におっぱいをくわえることができません。
助産師さんに相談すると、乳首が短くて吸い付けないのかもしれないとのこと。まさか自分に原因があったとは……! それからは、乳首を吸いやすいように補助するアイテムをいくつか試してみました。
乳首を保護・補助するアイテム
まず手軽だったのが、産院で使用していた母乳相談室の哺乳瓶の乳首だけをおっぱいにあてて吸わせる方法。哺乳瓶の乳首なら吸い慣れているので、赤ちゃんも吸いやすいです。ただ、おっぱいに乳首を吸い付かせるのが少々難しい印象でした。
次に試したのが、産院でも取り扱いのあった乳頭保護器。本来、授乳によって乳首が切れたり痛みが出た場合に使用することが多いアイテムですが、乳首の長さが短い私にとっては授乳の手助けアイテムになりました。
私が一番役立ったアイテムはこれでした!
いろいろ試したなかで私が一番役立ったと思うアイテムが、乳頭吸引器です。乳頭吸引器とは、陥没乳頭や扁平乳頭の乳首に使うアイテムで、その名の通り乳首を吸い出すようにして使います。乳首の長さが短いと指摘を受けた私ですが、どちらかというと扁平気味だったので、赤ちゃんの吸いやすい形にするのにとても役立ちました。
このアイテムにたどり着いたのが、離乳し始めた1歳少し前だったので、試行錯誤していた授乳期初期に出合いたかった! と思ったアイテムです。
赤ちゃんのおっぱいへの吸い付きが悪いのは、必ずしも赤ちゃんにだけ原因があるわけではないと知りました。いろいろなアイテムを試した結果、自分と赤ちゃんに合ったアイテムを見つけることができたので、ストレスなく赤ちゃんとの授乳タイムを過ごせるようになりました。
著者:長濱 ともこ
一女の母。妊娠・出産を機に保育や児童教育を勉強。現在第二子妊娠に向けて妊活中。育児や子どもの成長、二人目妊活に関する体験談を執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。