妊娠中はホルモンの影響などで体にさまざまな変化が起きますよね。今回は、私が妊娠後期に悩まされたトラブルとその対処法についてお話ししたいと思います。
【その1】尿漏れ
私が妊娠後期に一番悩まされたトラブルは尿漏れでした。そこで妊婦健診のときに助産師さんに相談。尿漏れ改善に効果のある骨盤底筋体操を教わりました。
骨盤底筋体操は、体操と言っても、周りからは体操をしているとわからない方法です。やり方は、腟付近を意識してきゅっと引き締めるような運動を何度も繰り返していくだけ。運動が苦手な方でも簡単におこなえて、いつでもどこでもできるところがポイントです。2~3週間続けていると、だんだんと尿漏れが改善されていきました。
【その2】便秘
尿漏れの次に悩んでいたことが便秘です。便がなかなか出ない状態が続き、やっと出た便が石のように固くなっている日もありました。そこで妊婦でも安心して服用できる、便をやわらかくする薬を産院で処方してもらい、「こまめな水分補給」を指導されました。
水分補給を心がけ、薬を服用していると、だんだんと便秘が改善し、トイレにこもらなくてもいいように。便秘がなかなか改善しないと悩んでいる方は、できるだけひどくなる前に医師に相談してみるといいですよ。
【その3】おりもの
臨月に入ってからの悩みは、おりものです。ドッと量が増えることもあり、「もしかして破水?」と迷うことも多々ありました。私は尿漏れやデリケートソーンのかぶれ対策にもともと使用していた、コットン100%のおりものシートで乗り切りました。
ですが、少しでも破水の可能性がある場合は、産院に連絡して相談してみると安心かもしれません。
妊娠後期だけに限らず、妊娠前と比べ、妊娠中はトラブルが絶えないと感じました。同じように尿漏れ、便秘、おりもので悩んでいる方は、専門家に相談しながら、出産までのトラブルを乗り越えていきたいですね。
イラスト:imasaku
著者:新山紗季
6歳、4歳、1歳の三児の母。現在は医療機関で働くかたわら、記事執筆をおこなう。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。