私は妊娠34週で破水し、緊急帝王切開手術で双子を出産しました。妊娠5週から8週まで切迫流産になりながらもその後マタニティライフは順調だったので、突然の破水は本当にびっくりしました。妊娠中から、破水・出産までの体験をお伝えします。
妊娠直後から切迫流産
妊娠判明時に双子であるとわかり、そして妊娠5週で切迫流産の診断がありました。「安静にするように」とのことだったので、大事をとって休職させてもらうことに。私は保育士という仕事柄、子どもを抱っこしたり走って追いかけたりすることが多いので、休職できてよかったです。
安静期間はできるだけベットから動かず、家事も最小限にすることに。夫の仕事の都合で引っ越しもあったのですが、業者さんや夫にすべてお願いして極力動かないようにしていました。ゆっくりと休んだおかげか妊娠9週では切迫流産の状態を脱し、一安心しました。
順調だった妊娠中期~後期
妊娠9週以降は特にトラブルもなく、順調なマタニティライフを送りました。体重増加もほどほどで、つわりもほとんどなく、おなかの張りもそれほど感じず、体も心も安心して生活していました。切迫流産の経験から、動きすぎず安静を心掛けた生活を送っていたのもよかったのかもしれません。
双子ではありましたが、特に入院を必要とするようなトラブルもありませんでした。ただ、何があるかわからないという思いから、入院セットと陣痛タクシーの登録は妊娠20週ごろには準備を終えていました。
突然の破水と緊急帝王切開
穏やかに過ごしていた妊娠34週2日目。トイレに行くと、生臭い大量のおりものが出ていたのです。「これが破水かもしれない」と直感的に感じ、病院に電話をしました。電話口の助産師さんから「すぐに病院に来てください」と言われ、用意していた入院セットを持ってタクシーで病院へ。
到着して診察を受けると、破水しているとのこと。すぐに帝王切開手術をすることになりました。破水したのが14時で、出産したのは17時。あっという間のできごとでした。
妊娠34週での突然の破水、そのまま緊急帝王切開による出産となり、とても驚きました。どんなに順調でも、早めに出産準備をしておいたことで、突然の破水にもそれほど動揺することなく、安心して病院にかかることができたと思っています。出産後はトラブルもなく、双子の子どもたちも順調に育ってくれて安心しています。
著者:小川かなえ
2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。