現在、2人目を妊娠中の筆者。1人目は夫の希望もあって、立ち会い出産をしました。2人目の出産を控えた今、2人目の出産も立ち会ってもらうかどうか少し悩んでいるところがあります。ここでは、私が1人目の立ち会い出産で思ったこと、これから迎える2人目の出産についてお伝えできればと思います。
夫の希望
私が出産した産院では、立ち会い出産を推奨しているようでしたが、私自身は出産時の様子を見られることが恥ずかしいという思いもありました。夫は待望のわが子ということもあり、仕事の都合がつくようなら立ち会いたいという希望を持っていました。
ちょうど出産時は夫の仕事が落ち着いている時期で、急な休みも問題なく取れそうとのことで立ち会い出産をすることに。夫も初めての経験ということもあり、出産前は終始ソワソワしている様子でした。
立ち会い出産をしてよかったこと
1人目の立ち会い出産を経験して、やはりわが子の誕生を夫婦で一緒に共有できたことはとてもよかったと思います。生まれてすぐのわが子と夫婦が、同じタイミングで対面することができるというのも素敵なことだと感じました。
夫は私の陣痛中にうちわで仰いでくれたり、飲み物を持ってきてくれたりと、夫なりにいろいろとお世話をしてくれました。どれだけ出産が大変なものかということも分かってくれたようです。映像や本を通してフィクションの出産の現場を知っていたとしても、実際に出産の現場に立ち会うことで感じ方も違うようでした。
それでも2人目の立ち会い出産を悩む理由
夫に立ち会ってもらってよかったと感じた1人目の出産でしたが、2人目の出産を控え、立ち会ってもらうかどうか悩んでいます。その理由は、私が夫に対して遠慮してしまう性格だという点です。1人目のときは、やはりどこかに理性や恥じらいがあるのか、陣痛の痛みによって出そうになる声を我慢してしまいました。
また、1人目のときは、陣痛の痛みの中、夫がしてくれたことに対して一つひとつ「ありがとう」と言葉で伝えていました。心のどこかにそんなことは気にせずに出産に集中したいという気持ちもありましたが、やってくれた好意を無視することができず……。知らない人ばかりだったら、何も気にせずに産めるのではないかという思いもあります。
夫婦で何度か話し合い、私の中で、悩みよりも2人目が誕生する瞬間をまた夫と共有したいという気持ちが大きくなってきているため、2人目も立ち会い出産をする方向で進めています。夫は私の話を聞き、出産時は出産のことだけに集中してくれればいいと言ってくれているので、自分のなかで吹っ切ることができたらと思っています。
著者:岩田かおる
子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー