保育園入園後の血液検査で判明した、次男の卵と牛乳の食物アレルギー。この日から家族の食卓は和食中心になりました。次男は少しでも料理に卵と牛乳が入っていると、湿疹が出てかゆくなります。今回は、次男のアレルギー判明時と現在の様子をご紹介します。
次男のアレルギー症状と検査結果
アレルギー検査の結果、次男のアレルギーレベルは、卵と牛乳どちらも「2」。卵と牛乳が入った食べ物を食べると、湿疹が出てかゆくなる、耳が切れて血が出る、腕や足の関節がガサガサになるといった症状が出ました。小児科の先生いわく、「顔にも症状が出ているけれど、とくに体に症状が出ているところがよくない」とのことでした。
検査や診察の結果から、「一時的に卵と牛乳を除去して和食中心にすること」「おやつは果物類を中心にして駄菓子やスナック菓子は控えること」など、食事や食べ物に気を付けるよう指導されました。
次男のアレルギーの治療方法
次男が1歳前後のときは特に症状がひどい時期だったため、先生の指導のもと、食事に卵と牛乳をまったく入れないという1年間を過ごしました。
次男が2歳前後のときは、1日にひと口サイズのカステラを1つ食べ、免疫をつけていくという治療に入りました。とはいえ、おやつが小さいカステラ1つだけでは本人が納得してくれるはずもなく、慣れるまでは「もっと食べたい!」と大泣きしていました。
アレルギーの治療経過とその後
次男が3歳になる前に受けた血液検査の結果は、卵と牛乳どちらもアレルギーレベルが「0」に。完治ではないとのことですが、牛乳以外は医師の許可もおりて食べられるようになりました。
以前次男は、保育園の給食のときに、ほかの子の給食を食べてしまわないよう、みんなから離れてひとりでさみしそうに給食を食べていました。そんな次男も今ではみんなと一緒に給食を食べられるようになってとてもうれしそうです。
アレルギーの治療を始めたころは、本当によくなるのか不安な気持ちでしたが、治療のおかげでだんだんと改善していって安心しました。子どものアレルギーで悩んでいるママも多いと思いますが、焦らず気長に治療をしていきたいですね。
著者:新山紗季
6歳、4歳、1歳の三児の母。現在は医療機関で働くかたわら、記事執筆をおこなう。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。