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パクパク食べる! 手づかみ食べの3つのポイント

この記事では、保育士であり離乳食インストラクターの中田馨さんが手づかみ食べのポイントについて紹介しています。ポイントはつまんで食べられるものから作る、慣れてきたらいろいろな食材にチャレンジさせる、輪切りやスティック状は発達を見ながら進めるの3つです。

手づかみ食べをする赤ちゃんのイメージ

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。生後9カ月ごろになると、赤ちゃんは「食べ物を自分でつかんで食べる」ことに興味を持ち始めます。つかんで、口の中にじょうずに入れる子もいれば、つかんだ感触を味わい、グチャグチャする子もいます。赤ちゃんにこんな様子が見られるようになったら、手づかみ食べを始めるチャンスです。

 

手づかみ離乳食を作るときのポイント

1.まずはつまんで食べられるものから作ってみる

生後9カ月ごろの赤ちゃんは、まず指先でつまめるくらいの大きさのものを与えましょう。このころは噛み切って少しずつ食べることがまだできません。与えられた大きさの食べ物をすべて口の中にほりこんでしまうこともあります。つかみやすい大きさの食べ物は、口には入れやすいですが、のどに引っかけることもありますので注意が必要です。

 

2.慣れてきたら、いろいろな食材にチャレンジしてみる

つまんで食べることに慣れてきたら、いろいろな食材にチャレンジしてみましょう。たとえば、にんじんと絹ごし豆腐。どれだけにんじんをやわらかく煮ても、絹ごし豆腐のようにやわらかくなりませんよね。にんじんと同じように豆腐をつまむと、潰れてしまうこともあります。

 

食材によって固さが違うという経験を積み重ね、「豆腐はやさしくつまむんだ」と赤ちゃんは学びます。ママに余裕があるときは、納豆をつまませてみて「納豆はネバネバしているんだ!」という経験をするのも楽しいですね。

 

3.輪切りやスティック状は、赤ちゃんの発達を見ながら進める

輪切りやスティック状のものは、手づかみしやすく、ママも調理しやすい形ですよね。私もよく使う切り方です。ですが、少し注意が必要です。輪切りやスティック状を与えると、一度に口に入れようとする子もいます。のどにつまらせてしまうこともありますので注意してください。

 

赤ちゃんによって個人差がありますが、1歳~1歳3カ月ごろまでは、小さいひと口サイズくらいの大きさで様子を見つつ、スティック状にするときはママがそばで見守り、「一度に口に入れず、少しずつ噛み切って食べる」ことを教えましょう。何度も経験するうちに赤ちゃんは習得していきます。

 

手づかみ食べをするといいことだらけ!

長年、保育士として0歳児専門保育していて感じることですが、手づかみ食べをしっかりした赤ちゃんは、手先の使い方がじょうずです。食べ物を口に持って行く動作も、食べ物を受け入れるくちびるの動かし方もじょうずです。スプーンもスムーズに使い始めます。何よりも、「自分で食べる楽しさ」を知っていて、食べる意欲に満ち溢れています!

 

ぜひ、手づかみ食べができるメニューを取り入れて、赤ちゃんの食べる意欲をサポートしてあげてくださいね!

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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