筆者は、3歳の長男、1歳の長女、0歳の次男の三きょうだいの育児に奮闘している33歳の母です。次男は生まれつき、耳の形が小さい耳介形成不全と診断されています。生後3日目に産院でおこなった聴力検査をパスすることができず、大学病院で聴力の再検査をすることとなりました。
産院から大学病院へ
産院で形成不全と診断された右耳の聴力検査をおこないましたが、生後3日、5日、3週間で3回リファー(再検査)となったため、精密検査のできる病院を紹介してもらいました。問題なく検査が終わることを願っていただけに、私と夫は不安でいっぱいになりながら説明を受けました。
1カ月健診で精密検査をする病院を選択し、紹介状を書いてもらいました。聴力に問題があるかもしれないとの診断を受けてから約1カ月の間でしたが、もどかしい気持ちでいっぱいでした。
大学病院での診察開始
次男が生後2カ月のころ、大学病院での初診の日が訪れました。ようやく聴力について確認できると思っていたのですが、この日は「難聴外来」の予約と簡単な問診のみでした。耳の中を器具を使ってみてもらったところ、外耳道が狭く、鼓膜があるかどうかもわからないとのことでした。
医師から言われたのは、「両親が必要以上に心配すると子どもに伝わるから、あまり深く悩まないように」とのアドバイスでした。
聴力検査をおこなって
生後3カ月、聴力検査を2種類おこないました。初めの検査は太鼓やタンブリン、鈴などの楽器を鳴らし、反応を見るものでした。もう1つは初めの検査から2週間後に睡眠導入剤を使い、脳波を計測するという検査でした。
先の検査では、話し声程度であれば聞こえているということがわかりました。脳波の検査では、睡眠導入剤を使い、3種類の検査をするとのことでした。ところが、途中でわが子が起きてしまい、2種類の検査を3時間かけておこないました。
後日、診断結果は50デシベルという数字の説明をされ、中度の難聴と診断されました。ですが、もう片方の耳がしっかりと聞こえているとのことで、生活には何の支障もないとの診断を受け、その安心感から力が抜けました。今後、定期的に診ていただけるとのことだったので、形成不全も含め、様子を見ていこうと思います。
著者:簗田智花
長男、長女、次男との育児ライフを楽しむ母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。