別れてもなお…
このお付き合いは私から別れ話を切り出し、最終的には彼も納得して円満に終わったはずでした。しかし別れて数日が経ったころから「直接話がしたい」と彼からメールが毎日のように届くようになったのです。
私は彼のことを決して嫌いになって別れたわけではありませんでした。だからこそ、返信の内容に悩んでしまいました。
そんなある日、最寄り駅を歩いていると彼の姿が。私は驚きつつもなんだか嫌な予感がして、気づかれないよう足早に帰ることにしました。
嫌いになる一歩前
その数日後、私は目を疑うような出来事に遭遇しました。仕事帰り、またしても彼が最寄り駅に立っていたのです。彼の家はこの辺りにはありません。その日、私は反対の道から帰ることにしました。
その夜、彼からは「直接話ができるまでは諦めない!」というメールが。彼は私に会うために、私の最寄り駅に来ていたのです。
さすがに彼の行動にはひと言、言わずにはいられないと思った私。彼と一度会って話すことに決めました。
その日は、突然に
そして彼と会う日。彼は私の顔を見るなり「もう一度付き合いたい! 別れる意味がわからない。友だちでも、付き合ってても、そんなに変わらないじゃん!」と勢いよく話し始めました。
私の気持ちに寄り添う姿勢はまったく感じられない……。いかにも彼らしい言葉で、少し悲しくなってしまうほどでした。私の中で「やり直す」という意思はありません。話し合いにもならない中……なんと彼は私の目の前で駄々をこねはじめてしまいました。
そんな彼の様子に、「今のあなたは大嫌いです!」と意を決して伝えたのです。
彼は「嫌い」と言われたことが相当ショックだったのでしょう。次の日からパッタリ連絡がこなくなりました。
さすがに私もひどいひと言だったかなと思ってしまいましたが、今でも、彼には自分の言動を見直して幸せな恋愛を掴んでほしいと心から願っています。そしてこの経験から、恋愛は相手を思いやる気持ちが大切だと改めて実感しました。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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