温泉旅行で起きた早朝の衝撃
義父は、よく言えば人懐っこく、悪く言えば少し距離感が近すぎる人です。わが家に来ると、何気ない様子で棚をのぞいたり、引き出しに手をかけたりすることがありました。私が驚いても、義父は「ちょっと見てただけ」と悪びれた様子はありません。最初は戸惑いましたが、次第に「そういう人なんだ」と受け止めるようになっていました。そんな義父と、私の両親も交えて2組の家族で温泉旅行に行くことになったのです。
義両親と私の両親、夫、私で出かけた温泉旅行。私は実の両親と3人の部屋で休んでいました。のんびり過ごすはずだったのですが、翌朝6時ごろ、まだ寝ていた私たちの部屋のドアが突然開いたのです。
ドアのほうを見ると、そこに立っていたのは義父でした。義父は笑顔のまま部屋に入り、まだ布団の中にいた私たちに向かって「おはよう!」と声をかけてきました。私も両親も、突然のことに言葉が出ませんでした。
たしかに、部屋の鍵を閉めていなかった私たちにも落ち度はあったのかもしれません。それでも、早朝に義父が部屋へ入ってくるとは思ってもいませんでした。
義父のまさかの目的
義父はまったく悪びれた様子もなく、「朝の散歩は気持ちいいよ! 健康のために行こう!」と私たちを誘ってきました。
どうやら、朝の散歩に誘いたかっただけのようです。義父に悪気がないことはわかりましたが、寝起きの部屋に突然入ってこられた衝撃はかなり大きいものでした。
正直、その瞬間は「もう義父とは旅行に行きたくない」と思ってしまいました。義父に悪気はなく、本人なりの親しさや気遣いだったのかもしれません。それでも、相手が家族であっても、寝起きの部屋に突然入られるのは、やはり戸惑うものだと感じました。
この出来事をきっかけに、親しい間柄だからこそ、最低限の声かけや確認は必要なのだと感じました。今後、義父と一緒に旅行する機会があるときは、部屋の鍵をかけるだけでなく、夫から「部屋に入る前は必ず声をかけてほしい」と伝えてもらおうと思います。
著者:御法川 元子/30代女性/2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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