危険を感じたママはとっさに目の前の谷口さん宅の玄関チャイムを押しますが、応答を待つ間に男性が目の前に……。
しかし、長女のレナちゃんが「公園にいたおじさんだよ!」と声を上げたタイミングで、ついにチャイムに応答があると、男は不審な笑みを浮かべながら去っていったのです。
しぼり出すように「大丈夫」と口にしたけれど…
谷口さんから助言を受け、相談ダイヤルに電話をかけたママ……。
それからしばらくは近所を巡回するパトカーを目にしましたが、それでも不安は拭えず、人通りの多い道を通るようになったのでした。
谷口さんがママに教えてくれた「相談ダイヤル」とは、警察相談専用電話「#9110」番を指していると思われます。よく知られている「110番」はすぐに警察に駆けつけてもらいたいような緊急の事件・事故を受け付ける番号ですが、一方の「#9110」は犯罪や事故に当たるかわからないものの、警察に相談したいことがある場合にかける番号です。
後を追われた男の子に何かしらの被害があったとしたら、ママも即座に110番通報をしたことでしょう。しかし、何の被害もないとなれば、ためらいが生まれるのも仕方のないこと。そうした場合でも相談ダイヤルに電話をかけることができれば、地域の安全につながるだけでなく、「今後、事件に発展したらどうしよう……」という不安の軽減にもつながるはずです。
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