初めて彼の実家へ
20代前半のころに付き合っていた、10歳年上の彼とのことです。私はまだ結婚願望はなく、「30歳くらいでできたらいいかな」と思っていました。
そんなある日、彼から「今日は両親が旅行で家にいないから、泊まりに来なよ」と言われました。私は「ご両親の留守中に悪いなぁ」と思いながらも、彼が来てほしそうにしていたため、泊まることにしたのでした。
2階にもお風呂がある理由
そしてお泊まり当日。1階のリビングで夜ごはんを食べ、私は彼と一緒に2階へ上がりました。すると、1階だけでなく、2階にもお風呂と洗面所があり、私は「すごい! 2階だけで生活できるじゃん!」とびっくり。
そんな私に彼は、「いつでも君とここで暮らせるようにね」と言ったのです。
「えっ?」と戸惑っていると、彼は私との結婚を見据え、実家で両親と一緒に暮らせるよう、数カ月前にリフォームしたとのこと。まだ結婚願望というものが見えていなかった私は、どう反応すればいいかわからず、気まずい空気になってしまいました。
まさか私に何の相談もなく、家のリフォームをするとは思ってもいませんでした。その後、私は真剣に彼との結婚を想像してみたのですが、うまくいかないような気がし、「彼の時間を無駄にしてしまう」と私から別れを告げることに。悪いことをしてしまったかなという気持ちもありましたが、別の男性と結婚した今、「結婚がイメージできない相手ならば、どちらにしても関係は続かなかっただろうな」と考えてしまいます。
著者:北山なぎさ/30代女性・男の子と女の子を育てる専業主婦。趣味は映画鑑賞と散歩。
イラスト:ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!