わが家は、長男、長女、次男、とと(父)、ばば(義母)、かか(私)の6人家族となりました。家族がだんだんと増えるにしたがって、にぎやかさが増し、たくさんの喜びが増えました。それと同時に、上の子たちの「赤ちゃん返り」という課題に取り組んだ経験をお伝えしたいと思います。
次男の出産で「赤ちゃんが3人」状態に!
長男が3歳4カ月、長女が1歳3カ月のときに、第三子の次男が家族の仲間入りをしました。次男が生まれる2カ月前に私が産休を取ったことで、普段保育園に通う長男と長女の甘えモードのスイッチが入ることに……。
具体的には、抱っこやおんぶなど、常に私にべったりな状態になったり、保育園に行きたくないと駄々をこねたり。次男の出産で2人の甘えモードは最高潮になり、赤ちゃんが3人になったような毎日に変わりました。
赤ちゃん返り、さぁどう乗り切る…?!
「これが赤ちゃん返りか……」と、家族全員で作戦会議を開催しました。原則は、3人に30%ずつ力を注ぐのではなく、それぞれの子どもたちにできることを100%にするということを確認しました。
かか(私)は、長男と長女との触れ合いが十分か意識しながら、育児・家事をする。とと(父)は、休日を中心に子どもたちと遊ぶ機会をつくる。ばば(義母)は、育児のサポートと家事を中心におこなう。そして、必ず子どもたち3人に、大人全員が目配り、気配りをしました。
子どもが満足できる環境づくりを
長男は自分に注目してもらいたい。長女はとにかくお世話をしてもらうのが好き。子どもたち3人の安全を守りながら育児をするために、自然と大人が声をかけ、連携を取り、誰かが誰かを必ず見ている環境ができあがりました。
子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、自分を見てくれる人がいるという実感で子どもたちは満足し、笑顔を取り戻してくれることを知りました。
3人の幼い子どもたちと過ごしていると、実際には大変なこともたくさんあり、笑顔がどこかへ行ってしまうこともあります。ですが、そんな状態を打開してくれるのも、子どもたちの言動だったりします。「手がかかる」時期を家族全員で乗り越えていきたいと思っています。
イラスト:sawawa
著者:簗田智花
4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。