娘がひとり歩きを始めたのは1歳を過ぎてからでした。よちよち歩きがかわいい時期ですが、転倒しやすいので目が離せません。転倒するときに、即座に両手を地面につけられないこともあり、見ているほうが怖い! 今回は、わが家で特にヒヤリとした体験談をお伝えします。
お風呂に入ろうとしたときに「ゴンッ!」
わが家の娘がひとり歩きを始めたばかりの1歳ごろ。まだじょうずに歩くことができないため、よく転倒していました。個人的にはかわいいスカートをはかせたいのですが、ケガを防止するためにズボンの着用が必須でした。
そんなある日のこと。娘と一緒に浴室へ入ろうとしたときのことです。まっすぐ歩いていたはずの娘が急にフラッと傾き、浴室扉横の柱に直撃してしまったのです。ゴンッ!という鈍い音が聞こえ、「マズイ」と思いました。
おでこに柱が直撃! 病院を受診すべき?
娘を抱きかかえて浴室に入ればよかった……。しかし後悔している暇はありません。泣いている娘を抱きかかえ、ぶつけたおでこを確認しました。すると、みるみるうちに、たんこぶがプク~と膨らんできました。
時間は夜の8時だったので、こども医療でんわ相談「#8000」(※1)に電話することに。受診する必要があるかどうか、相談しました。
(※1)こども医療電話相談とは
全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処法や受診する病院のアドバイスを受けられます。
自宅ケアで様子をみることに
顔色や意識はどうか、目の動きや吐き気など、娘の症状を伝えます。自宅ケアで翌朝まで様子を見るように言われ、患部を冷やしました。冷凍庫に常備していた保冷剤をタオルで巻き、10分冷やして時間を置き、また冷やすという作業を繰り返しました。
翌朝にはたんこぶの腫れが少し引いていましたが、念のため小児科を受診しました。とくに異常は見つからずひと安心。ただ、頭をぶつけた場合は時間が経過してから症状が出ることもあり、しばらくは様子を見ることにしました。
子どもの怪我は不意に発生するため、親もヒヤヒヤします。たんこぶだからといって油断は禁物です。症状によっては危険なケースもあります。救急車を呼ぶべき症状など、事前に学習しておくことも大切だと感じました。
イラスト:sawawa
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。