2019年の大型連休は、改元に伴い10連休となることはご存知と思いますが、例年と異なる長さであったり元号の変更もあったりと注意する点もあります。10連休まで残り1カ月を切りましたので、生活に関係する部分での注意点をお伝えしてます。
連休前後の窓口が混雑することが予想
4月27日(土)から5月6日(月・祝日)までの10連休ですが、4月27日は土曜日、4月28日から5月6日までは日曜・祝日扱いとなりますので、ほとんどの銀行や病院、公官庁等がお休みまたは休日時間での対応となります。そのため、連休前後の4月26日(金)と5月7日(火)は窓口の混雑が予想されます。予定が変更できる手続き等であれば、連休前後を避けることをおすすめします。
金融機関
ATM・ネットバンキングは利用できる時間帯が多いようです。入金期限があるものは日付をしっかり確認しましょう。入金期限が4月30日までとあるものは、4月26日の営業時間内での手続きが必要となることがあります。
また、元号が変わることによる手続きはありませんので、金融機関から電話やメールなどで暗証番号を確認することはありませんし、通帳・キャッシュカードを預かることもありません。このような話は詐欺と疑って、該当する金融機関や警察に確認しましょう。
病院
病院によっては10連休中の内、数日診療を行う病院もあるようです。窓口やホームページなどで確認するようにしましょう。夜間や休日にお子さんの急病等で相談したい場合は、#8000に電話すると、都道府県の子ども医療電話相談窓口につながります。時間帯の詳細は厚生労働省ホームページの「子ども医療電話相談事業について」をご覧ください。
郵便局等
郵便局の窓口は、休日対応の郵便局とゆうゆう窓口以外は原則休業です。また、普通郵便・特定記録郵便は4月27日(土)と5月2日(木・祝日)以外は配達されません。急ぎの郵便物は、速達や書留で送るようにしましょう。
ゆうパックや郵便以外の宅配業者の配送は原則毎日配達される予定となっています。
改元しても「平成」の表記はしばらく併用される
システムの運営・管理や、カレンダー・手帳・帳票等の印刷を仕事にされている人はお忙しいこともあると思いますが、通常生活しているうえでは、あまり影響がありません。5月以降も平成31年と記入しても多くの書類は影響がありませんし、平成を〇〇に手書きで修正しても、訂正印を必要としないと定めていることが多いのが実情です。そのため、上記にもあります通帳やキャッシュカードを変更する必要もありませんし、運転免許証の有効期限が平成31年~36年になっていても有効性に問題はありません。
ご自身で手続きをする場合の書類については、記入日や手続き日などを求められますが、銀行や役所等から元号変更に伴う手続きをお願いされるケースはまずありません。電話や訪問だけでなく、ウェブサイトやスマートフォンのアプリなどもご注意ください。また、キャッシュカードの詐取だけでなく、天皇陛下の写真集や記念品、仏像、掛け軸などの便乗商法も既に報告されていますので、ご注意ください。
休める人もお仕事の人のいらっしゃると思いますが、改元は30年ぶり、週末・祝日のみを組み合わせた10連休は史上初のことです。普段とは異なることが重なりますので、注意点がいくつかあることを覚えておかれると良いでしょう。