次男を授かり、妊娠7カ月のとき、逆子と診断されました。その後、出産まで一度も逆子が直らず、出産予定日より11日早く帝王切開で出産することになりました。逆子も帝王切開も初めてで、とても不安になりました。今回は、逆子と診断されたときの気持ちや、逆子を直すためにおこなってみたことをお話しします。
逆子と診断されたときの心境
妊娠5カ月のときに胎動を感じ始めてからずっと、とにかく動きが激しい子だと思っていました。長男のときと比べて動きが速く、ずっと動いている感じがして、とても元気な赤ちゃんが生まれてくるのだろうと思っていました。
そして妊娠7カ月の健診で逆子と診断されたのですが、私は「逆子はそのうち直るだろう」と思い込んでいたのです。当時は逆子と診断されても、特に心配したり不安に思ったりはしていませんでした。
逆子体操や鍼もやってみたけれど…
産婦人科で逆子体操をすすめられたので、とりあえず毎日1回、寝る前に逆子体操をおこなってみたり、「頭の位置はここですよ」と赤ちゃんに問いかけるようにおなかの下のほうをなでてみたりもしました。
妊娠8カ月になっても逆子が直らなかったので鍼にも通ってみたのですが、そんな努力もむなしく妊娠10カ月目に入ってもそのままの状態でした。さすがに3カ月もの間ずっと逆子のままの状態では、おなかの中で赤ちゃんに何かあるのではないかと不安を感じるようになっていきました。
最終的に帝王切開で出産することに
結局妊娠10カ月目に入った最初の健診で、ずっと逆子の状態が続いているから早めに産んだほうがいいと言われ、出産予定日よりも早く帝王切開で産むことになりました。私が出産した産院では、予定帝王切開の場合は出産日を候補日のなかから選ぶことができるのです。子どもの誕生日を自分で決められるとは思っていなかったので、ちょっとうれしかったです。
結果として出産予定日よりも11日早く出産することになりました。出産当日、帝王切開の手術中に先生が教えてくれたのですが、へその緒が赤ちゃんの足にぐるぐる巻きにからまっていて、動けない状態になっていたようです。でも赤ちゃんの足には問題なく、元気に退院できました。
その後、次男の成長に問題はなく、すくすく育ってくれています。出産前までは何が問題で逆子が直らないのかわからなかったのでとても心配しましたが、何より無事に生まれてくれてよかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:川本 千華
発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。