「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、マタニティ下着に関するご相談です。
Q.妊娠前の下着がきつくなってきました。赤ちゃんは大丈夫?
2人目を妊娠中で、妊娠11週になります。まだ、初期なのですがおなかが出てきています。早めにマタニティ下着に変えたほうがいいかなと思いながら、妊娠前の下着を着用していました。すごく窮屈ではないですが、足の付け根とウエストラインに跡がついています。けっこうきつくなってきました。
ふと、下着がきつくて血流が悪くなり、赤ちゃんに影響があったらどうしようと不安になりました。ネットを見ると、きつめの下着(パンツ)で血流が悪くなってしまい、切迫流産なるなど怖いことが書いてあり、ますます不安になってしまいました。キツめの下着で赤ちゃんに大きな影響があるのでしょうか?
どんなに早くても明日の夕方にしか買い物に行けません。明日の夕方でも大丈夫でしょうか?
在本祐子助産師からの回答
きつい下着は、確かにママさんにとっては不快になりますよね。ですが、下着が直接的な原因と思われる切迫流・早産は少し考えにくいです。切迫流・早産はお腹の張りが原因です。赤ちゃんは子宮の中にいます。子宮はおなかの脂肪や筋肉に守られているので大丈夫ですよ。きつい下着がおなかの張りを引き起こす可能性はないわけではありませんが、質問者さんの週数であれば、あまり考えなくてよいと思います。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
主なマタニティショーツの種類と選び方について
マタニティショーツには、深ばき、浅ばき、ゴムなし、大きくわけて3つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
●マタニティショーツの種類
・深ばきタイプ
マタニティショーツと聞いて誰もがイメージするのは、この「深ばきタイプ」でしょう。おなかとお尻をすっぽり包むデザインで、おなかを冷えから保護してくれるのが特徴です。伸縮性があるので、臨月まで安心して使えます。ゴムまわりや足の付け根にピコレースなどをあしらったものもありますが、肌が弱い人はできるだけシンプルなものを選ぶようにしましょう。
・浅ばきタイプ
おなかが小さい初期妊婦さん、深ばきタイプに抵抗がある妊婦さんに人気の「浅ばき」タイプ。下腹部下の位置でおなかを支える仕様で、腹帯と併用して使う人も多いようです。産後も続けて使えるメリットも。
・ゴムなしタイプ
おなかにゴムを使わないタイプ。締めつけがなく肌にやさしくフィットするので、はき心地は抜群です。足の付け根のゴムが気になる場合は、ボクサータイプがオススメ。下着のラインがシルエットに響かないので、パンツスタイルが多い人に人気があります。
●マタニティショーツの選び方
デリケートな妊婦さんの肌にオススメなのは、なんといっても、汗をしっかり吸収する綿100%素材。できればオーガニックのもので、洗濯を繰り返してもくたびれない丈夫な素材のものを選ぶとよいでしょう。
クロッチ部分は白色のものを。色や量などおりものの変化に気づきやすく、体調管理の目安になります。
妊娠による体の変化を想定して設計されているため、サイズは妊娠前と同じもので問題ありません。妊娠前にMサイズを購入していた人は、マタニティショーツもMサイズを選んでOK。
ただし、妊娠中にキツく感じるようになったら、1サイズ大きいものに買い替えを。おなかの大きさには個人差があるので、そのときのサイズに合わせ、臨機応変にチェンジするようにしましょう。
履き替えるタイミングは?
マタニティショーツへの履き替えはなるべく早いタイミングで、妊娠がわかったらすぐに購入を検討するようしましょう。妊娠初期ははまだおなかの大きさは目立ちませんが、つわりや肌トラブルが目立つ時期。おなかの大きさが目立ち始める妊娠中期以降は、あっという間におなかが大きくなるので、どうせなら、妊娠初期のうちに購入しておくのがおすすめです。
※参考:基礎知識(妊娠中)「マタニティショーツは使ったほうが良い? メリットや選び方について」
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