「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、妊婦健診でクラミジアが陽性と出た妊婦さんからのご相談です。
Q.妊婦健診の検査でクラミジアが陽性と出ました
先日妊娠30週の妊婦健診にてクラミジアの検査をおこないました。今朝、検査の結果の連絡が来て、早急に治療をしなくてはいけませんと言われました。治療をすれば無事に出産できるのでしょうか。不安で仕方ありません。
宮川めぐみ助産師からの回答
クラミジアの検査で陽性だったのですね。驚かれたと思います。治療をしっかりおこなえば、治りますよ。お産までには間に合うと思います。不安は尽きないかもしれないのですが、先生とお話をしていただき、治療を進めて見てくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
性器クラミジア感染症って?
性器クラミジア感染症は、「クラミジア トラコマティス」という病原体が性行為によって感染するものです。クラミジアに感染しても、自覚症状があまりないことが特徴で、感染が拡大してしまうこと、感染に気付いたときには症状が進んでしまっていることなどがあります。
クラミジアはほかの性感染症と合併してしていることが多いので、ほかの性感染症の検査も同時におこなうことが必要です。
妊婦さんがクラミジアに感染するとどうなる?
クラミジアに感染しても、症状があまりないため、妊婦健診のおりもの検査で、感染が分かる方もいらっしゃいます。クラミジアの感染により、ごく稀ではありますが、流産や早産になることも。
また、治療せずに、出産となった場合、産道を通過してくる際に赤ちゃんに感染してしまう可能性があります。そして、赤ちゃんがクラミジアに感染した場合、結膜炎や肺炎を発症する恐れがあります。
クラミジアは性行為感染症です。クラミジアの感染がわかったら、自分だけでなくパートナーも一緒に治療が必要です。ともに抗菌剤を服用して治療します。生まれた赤ちゃんには結膜炎予防のために目薬を差し、その後、症状が出ないか注意深くみていきます。
※参考:ニュース(医療)「【感染症File】クラミジアってどんな病気?妊婦&妊娠前の方も必読!」
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