隣の席の男子の何気ないひと言にドキッ
1日の最後の授業中に隣の席の男子が突然、「なんか、鉄っぽいニオイしない?」とぽつり。
その言葉を耳にした瞬間、私は血の気が引く感じがありました。この日、生理2日目で経血量が多いタイミング。こまめにトイレに行けておらず、このときはしばらくナプキンを交換できていなかったからです。「鉄っぽいニオイ」という言葉で、私のニオイだということがわかりました。
放課後に友人が…
ただ、もちろん「自分が原因で……」とは言い出せませんでした。彼の周りにいた女子たちは何となく理由がわかっていたのか、とても気まずい表情に。なんともいえない空気になり、私はドギマギでした。
そして授業が終わると、彼の言葉を聞いていた仲の良い友人が近くに寄って来てくれて「大丈夫?」と声をかけてくれました。そして、彼女は一緒にトイレに付き添ってくれたのです。友人に生理だとは言っていませんでしたが、後に友人からは「あのときのあんたの表情で、全部わかったよ」と言われてしまいました。
トイレに行くとやはりナプキンは経血でパンパンに。経血量の多い日こそ、ナプキンをこまめに替えなければと改めて感じた経験でしたし、デリケートゾーン用の消臭シートなどデリケートゾーンのニオイのケア用品も生理用品と合わせて持ち歩くようになりました。
隣の席の男子からすると、素直に「ニオう」と思って口に出したのだと思います。けれど、私はあのときのドキッと感と恥ずかしさは、いまだに忘れられません。
著者:田上美優/30代女性・結婚1年目の主婦。趣味はドライブや筋トレ、フィッシングなどです。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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