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感染予防のキホンのキ【手洗い編】手洗いのタイミングと正しい洗い方

人の手を介して起こる感染症は意外と多いといわれています。ポンプ式のせっけんを使用し、正しい方法で手洗いをすること、清潔なタオルで拭くこと、手洗い後の保湿が大切です。親指の付け根、指の間、手首、利き手は洗い残しが多いので注意しましょう。

正しい手洗いのイメージ

 

こんにちは!助産師のREIKOです。冬はとくに「風邪予防に手洗い・うがいをしましょう」とよく言われますよね。お家に帰ったら、手洗い・うがいが習慣になっている方も多いと思いますが、みなさん、正しい方法で手洗いできていますか? 手洗いとうがい、どちらを先にするべきかご存知でしょうか?

 

全国でインフルエンザ警報が出ているこの時期、あらためて感染予防の基本、手洗いについてお話ししたいと思います。

 

手洗いはなぜ必要なの?

感染症の主な感染経路には、咳やくしゃみなどを介する「飛沫感染」、空気中を浮遊している菌やウイルスなどを呼吸により取り込んでしまう「空気感染」、ドアノブなど菌やウイルスが付着している物に触れ、それを取り込んでしまう「接触感染」があります。そして、接触感染の中でも多いのが、ヒトの手を介した接触感染だといわれています。

 

風邪やインフルエンザだけでなく、O-157やノロウイルスなどによる食中毒も、主に手が汚れていることで感染することがわかっています。つまり、きちんと手洗いをすることは感染症の予防につながると言えるんです。

 

手洗いのタイミング

みなさんはどのようなタイミングで手洗いをしていますか?外から帰ってきたとき、トイレのあと、お食事の前などはもちろんのこと、ママだったら調理の前や赤ちゃんのおむつ交換の前後にも手洗いをしますよね。

 

ひとつ、見落としがちな手洗いのタイミングがあります。くしゃみや咳をしたときに口を手で覆ってすることが多いですよね。そのあと、みなさんはどうされていますか?そのまま放置する方がほとんどだと思います。しかし、その手には菌やウイルスが付着しているかもしれません。菌を付近に飛散させないためにも、手で覆ってくしゃみや咳をしたときはすぐに手を洗いましょう。

 

正しい手洗いの方法

せっかく手洗いをしても正しい方法でおこなわないと意味がありません。そこで、動画を参考に、正しい手洗いの方法を確認してみましょう。

 

※資料提供:サラヤ株式会社

 

固形せっけんは雑菌が繁殖しやすいので、ポンプ式の液体せっけんがおすすめです。親指の付け根、指の間、手首などは洗い残しが多い部分なので念入りに。利き手の方も同様です。

 

最後に、洗った手を拭くときも注意が必要です。その都度、使い捨てできるペーパータオルがベストですが、なかなかそういうわけにはいきませんよね。お家では清潔な乾いたタオルで水分をふき取りましょう。ただし、たくさんの人が同じタオルを使うのはおすすめできません。手洗いのあとは保湿も忘れずに。肌が乾燥し、傷ができやすくなることで、そこに菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます。

 

 

いかがでしたか?ちなみに手洗いとうがいは、手洗いが先です。きれいな手で、念入りにうがいもしてくださいね。


著者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

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