わが子が生後9カ月ごろ、薬局で開催されているミルクメーカーの「育児相談」へ行ってきました。そこですすめられたのが「フォローアップミルク」です。今回は、わが子の栄養不足が心配で、フォローアップミルクを与えたときの話をお伝えします。
鉄分やカルシウム不足になりやすい?
育児相談では、子どもが鉄分やカルシウム不足になりやすいのは、大半の栄養を離乳食で摂るようになるころだと教わりました。
そのとき私はわが子に与えている食事を思い出し、栄養のある食事を与えられていないのではないかと心配に。母乳に加えてフォローアップミルクを与えるべきかと思い、育児相談ですすめられたフォローアップミルクの試供品サンプルを飲ませてみることにしました。
母乳以外の飲みものが初めてだったわが子
わが子は、だいぶ上手にストロー飲みができるようになっていたので、マグにフォローアップミルクを入れて飲ませてみました。母乳以外の飲み物を口にしたのが初めてだったわが子。ミルクが口に入った瞬間、とてもビックリした顔をしてペーっと吐き出してしまいました。
そのときは飲んでくれないことに戸惑いましたが、のちにフォローアップミルクはあくまで母乳やミルク、離乳食で足りない栄養を補うものだと知ったのでした。
無理に飲ませないことに決めた
いちばん大切なのは母乳やミルク、栄養バランスの整った食事。フォローアップミルクは補助的なものだということを知った私は、わが子には無理に飲ませないことにしました。
フォローアップミルクは、栄養バランスを補助的にアップさせるくらいの気持ちで、プリンやサラダに加えるなど、ふだんの料理に使ってみました。加えて鉄分豊富なほうれん草やしらすなど、栄養バランスを考えたメニューを意識するようになりました。
結局、フォローアップミルクを買うことなく過ごしました。育児相談でもらった試供品サンプルだけでも、案外いろいろな料理に使えて便利でしたよ。パンづくりにも重宝しました。1歳を過ぎたあとは牛乳を飲ませるようにしています。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。