佐藤病院 (群馬県高崎市) 院長インタビュー

地域の女性を生涯にわたって支援していきたい

▲ 佐藤病院の外観

群馬県高崎市にある佐藤病院は、高崎駅西口から徒歩8分のところにある単科84床の産婦人科。長く地域社会に貢献してくることができたのは患者さんに信頼されている証です。良いスタッフにも恵まれている病院だと、佐藤院長自身もおっしゃっています。

▲ 佐藤病院の入り口

「すべての女性のかかりつけ医として、思春期から妊娠・出産、更年期、老年期まで、地域の女性に長く関わっていきたいと考えています。」

そう話してくださった佐藤院長は、「すべての女性が生活しやすく、子どもを産み育てやすく、楽しく過ごせる社会になること」が願いであり、そのためにすべての女性の相談役でありたいのだそうです。そのうえで、健康な人がより健康な体になるためには「食事が大事」だということを教えてくださいました。妊娠した女性は、まず一番に栄養に対して興味がわく方が多く、その時期に食育(自分・子ども・家族の栄養)について理解してもらうことが重要なのだそうです。

女性の「産める体作り」から取り組んでいくことが重要

▲ 佐藤病院・佐藤雄一院長

「妊娠・出産を通じて元気な赤ちゃんを産んでもらいたい。最近の赤ちゃんは出生時の体重が減ってきているんです。赤ちゃんの出生体重は、妊娠中のママの体重増加に関係しています。元気で大きな赤ちゃんを産むためには、妊娠中の食事・栄養が重要。また、最近は体力のないママが増えているので、女性の『産める体づくり』自体を支援しています。」

妊娠中の栄養指導を通して、ママの体重管理や「産める体づくり」を支援している佐藤病院。栄養士のスタッフを増員し、外来での栄養の勉強、母親学級、助産師外来、栄養士が直接聞き取りと指導をするなど、さまざまなアプローチでママの理想的な体重管理を指導しています。その結果、全国では新生児の体重が減少していますが、佐藤病院の新生児の体重は増加傾向にあるそうです。

不妊・二人目・婚活など広い視野で活動を続けていきたい

「自分のライフワークとして考えているのは、より子どもを産み育てていきやすい、まちづくりをしていくことです。そして、佐藤病院での食事・栄養の支援や指導から、ママの体づくり、育児のサポートをしていくことです。」

妊娠を考えている方への指導や育児中のママのサポート、その方々をバックアップしていく地域自体の仕組みなど、佐藤院長がライフワークとして掲げている取り組みはさまざま。さらに、このほかにも着手している取り組みや、構想段階の取り組みもあるそうです。

「実は、もともとやせ型のママからは小さい赤ちゃんが、しっかりした体つきのママからは大きい赤ちゃんが生まれてきやすい。そのため、妊娠する前からママの体づくりを支援する不妊治療専門のクリニック『高崎ARTクリニック』を運営しています。また、群馬県にある 『 一般社団法人ママプロぐんま 』 では、二人目の妊娠・出産・育児の環境づくりやメンタルサービスを実施しています。地域の女性が結婚して、元気な赤ちゃんを産んでいただくためにもより良いまちづくり・ママの体づくりに向けた啓発活動を今後も続けていくつもりです。」

新しい取り組みにも精力的に挑戦し続けている佐藤院長に、今後も注目していきましょう。生涯を通して女性の健康を支えてくれる、そんな産婦人科をお探しの方は、ぜひ一度佐藤病院を訪れてみてはいかがでしょうか?

ベビーカレンダー編集部


ログイン

メールアドレス

パスワード

新規ユーザー登録(無料)