【医師監修】赤ちゃんの帽子のサイズと選び方 嫌がるときの対処法は?

0

帽子をかぶった赤ちゃん

 

赤ちゃんの帽子はサイズ選びやどのようなものが良いのかなど、意外とよくわからないというママも多いかと思います。また、せっかく帽子を選んでも、赤ちゃんによっては帽子を嫌がる子もいます。この記事では赤ちゃんのための帽子選びと、帽子を嫌がるときの対処法について説明します。

 

 

赤ちゃんの帽子は必要なの?

そもそも赤ちゃんには帽子が必要なのでしょうか。なかには疑問に思う人もいるようですが、結論としては体温調節や紫外線予防、熱中症予防という点で必要です。たとえば新生児の場合は、生まれたばかりでまだ体温調節がじょうずにできません。低体温になってしまうと危険であり、暑すぎるのも良くありません。

 

赤ちゃんの平熱である36.5~37.4度を保つことが大切です。つまりは、体温調節のために帽子を活用するという意味合いがあります。新生児の体温は周辺環境に左右されやすいので、体温が下がってしまったときのためにも、帽子を用意しておくのが安心でしょう。

 

また、月齢が大きくなり屋外へのおでかけの機会が増えてくると、心配なのは紫外線の影響です。特に夏場の7~8月は国内で最も紫外線量が多くなる時期です。大人にとっても紫外線は有害なので、赤ちゃんにはなおさらのこと。また、子どもによっては、髪の毛がまだ生え揃っていなかったり、産毛であったりなど頭皮があらわになりやすい状態なので、デリケートな頭を保護するためにも帽子は必要です。

 

また、熱中症予防としても重要な役割を果たします。帽子で強い日差しから守り、体温の上昇を防いであげましょう。

 

季節によって必要な理由は変わってきますが、赤ちゃんにとって帽子は年間を通して大切で必要なアイテムです。夏場は強い日差しから守ってくれ、冬場は寒さによる体温の放出を防ぐためにも、赤ちゃんにとって帽子は大人以上に大切な役割を果たしています。

 

 

月齢別・赤ちゃんの頭の大きさの目安って?

赤ちゃんは成長スピードが早いため、頭の大きさに関しても短期間で大きくなっていきます。新生児のころは特に成長の振り幅が大きい時期なので、生まれてから1~2カ月もすると帽子のサイズが変わります。赤ちゃんは、そもそも出生時の体の大きさがさまざまに異なることから、頭のサイズの個人差も大きいのです。

 

赤ちゃんの頭の大きさのおおまかな目安としては、0~3カ月のころは帽子のサイズでいえば32~40cmです。生後1~4カ月のころの赤ちゃんの帽子のサイズは35~43cmで、このころの平均頭囲は47.5㎝です。生後3~8カ月のときの帽子のサイズは46㎝で平均頭囲は44.7cm程、生後8カ月~1歳半のころはサイズ48cmがちょうど良くなります。1歳半を過ぎたころからサイズ50cm、そして2歳半からは52cmがちょうど良いサイズです。

 

月齢別に一応の目安はあるものの、頭のサイズはあくまでも目安です。予定よりも早く生まれるなどして小柄な赤ちゃんや、お母さんのおなかの中ですくすく成長し、平均よりも大きめの赤ちゃんがいたりと、赤ちゃんにもいろいろな体格の子がいるため、個人差があることが前提です。 

 

乳児健診で身体測定をしたのち、逐一記録される情報のなかには、実は頭囲も含まれています。この頭囲は、プロがきちんと計測した値なので測り間違いなどということはありません。最新の母子健康手帳の記録さえあれば、十分帽子のサイズを選べます。お店で測ってもらうのもいいでしょう。帽子がきつすぎれば頭を圧迫し、大きすぎれば鼻の辺りまで帽子が被さるなどして、呼吸の妨げになっては困るので、頭のサイズに合ったものを被せましょう。
 

 

 

季節別におすすめの帽子って?

赤ちゃんの帽子は、季節性を感じられるものが多いです。おすすめの帽子について、季節別に解説していきます。

 

季節を通しての帽子の選び方は、洗濯がしやすいかどうかがポイントになります。赤ちゃんは汗をたくさんかくので、いつでも清潔な状態のものを被せてあげたいものです。

 

春は、まだ肌寒さが残る季節であると同時に、夏の手前なので汗をかくことが増えてきます。そのため、保温性があって吸湿性の高い素材で作られた帽子がぴったりでしょう。以上から、綿素材でつくられたニット帽型帽子などが良いでしょう。秋も同じような帽子が必要です。

 

夏場は、熱や日光から頭をしっかり守ってくれる帽子が必要です。そのため、つばが広くて顔がしっかり陰で隠せるタイプの麦わら帽子や、そのほか、つばの深いハットやキャップなどがおすすめです。素材は、麦わら帽子のような通気性の良いものか、薄手のコットン素材であれば吸湿性と速乾性があるため、高温多湿な夏場にもしっかり対応した帽子になります。色は紫外線を反射しやすい白色か淡い色がおすすめです。

 

また、冬になると防寒性が何より大切なポイントになります。素材は毛糸を選びがちになりますが、毛糸は赤ちゃんにとってチクチクしてしまいかねない素材なのでよく注意しましょう。また、毛糸の帽子である場合は、裏地はフリース素材など2重構造になり空気の抜け穴がないものが、スース―して寒いということがありません。

 

冬場は、暖かく保とうとするのと同時に、汗をかきやすくなるので、ある程度の吸湿性のある素材であることも大事です。ニット帽のような形をしたものから、パイロットの帽子のように耳部分が長くなりカバーされているものなどがおすすめです。素材は毛糸とフリースの2枚重ね、また、コットンダウン素材などが良いでしょう。
 

 

嫌がるときはどう被せたらいい?

赤ちゃんによっては、被せてあげた帽子を嫌がる子がいて、幾度となく自分で取ってしまうような子もいます。何となく、帽子に違和感や異物感があるのでしょう。もしくは、帽子をおもちゃだと思っているのかもしれません。そのような際には、パパかママが帽子を実際に被って、見本を見せてあげると良いでしょう。帽子は被るものなのだという認識を養うためです。また、その際に鏡を駆使して、自分の姿を見せてあげることも効果的かもしれません。

 

帽子そのものが被り心地が悪いという場合もあります。その際は再度素材や細かなディテールをチェックしてみましょう。洗濯表示のタグが当たって違和感があるなどの、赤ちゃんならではのデリケートな理由が隠れていることもあるでしょう。その場合はタグを切り取ってしまうことで解決できます。

 

帽子を嫌がる子はとにかく嫌がりますが、しつこく無理やり被せようとすると帽子が嫌なものであるという印象がついてしまうので、被らないと「寒い」「暑い」などと、赤ちゃんがわかりやすい簡単なことばで教えてあげましょう。あくまでも、はっきりと説明し、帽子の必要性が伝わるようにするのです。きちんと被っていることができたら、たくさん褒めてあげてください。
 

 

まとめ

赤ちゃんにとって帽子は、頭を保護するためだけではなく、体温調節や紫外線予防、熱中症予防のためにも必要なアイテムです。赤ちゃんは成長段階により帽子のサイズが頻繁に変わります。嫌がらずにきちんと被ってもらえるよう、正しいサイズの帽子を選ぶには、やはり実際に赤ちゃんの頭囲サイズを測ることが一番です。季節によっても適切な帽子が変わるので、きちんと使い分けましょう。
 

 

監修者

医師 松井 潔 先生

小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長


愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医


経歴

1986年 愛媛大学医学部卒業

1986-1988年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント

1988-1990年 同神経内科非常勤

1990-1992年 国立精神・神経センター小児神経科レジデント

1992-2005年 神奈川県立こども医療センター新生児科 医長

2005年− 同総合診療科 部長


2019/09/06


この記事にいいね!しよう

いいね!
0

現在ログインしていません。

コメント

  • この記事にコメントする

    残り文字

はじめての方へ

赤ちゃんの笑顔でいっぱいの毎日を。『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんが毎日を笑顔で過ごせるような情報をお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。

ベビーカレンダー監修者はこちら

  • 天神先生
  • 三石先生
  • 池谷先生
  • 小枝先生
  • 松井先生
  • 太田先生

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。