【助産師監修】赤ちゃんのおくるみとは?巻き方、選び方を解説

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

おくるみイメージ

 

赤ちゃんをやさしく包む布を「おくるみ」と言います。ここでは、おくるみの選び方や使い方などについてご紹介します。

 

 

おくるみとは

赤ちゃんが産院にいる間は、バスタオルやタオルケットで包まれていることが多いのではないでしょうか。このように、赤ちゃんをやさしく包む布を「おくるみ」と言い、「アフガン」「スワドル」などと呼ばれることもあります。新生児のころから、首がすわる生後3〜4カ月ごろまで使用することが多いようです。

 

赤ちゃんをおくるみで包んであげると、おなかの中にいた環境と似ているため安心できます。そして、モロー反射(原始反射の1つで、大きな音を立てた際に赤ちゃんが両手を広げて抱きつくような動作をすること)でせっかく寝ていた赤ちゃんが起きてしまうということを避けることもできます。また、おくるみを使うと、赤ちゃんを寝かしつけやすかったり、抱っこがしやすかったりという利点もあります。

 

 

おくるみの種類、おすすめの素材、何枚必要?

おくるみの形はさまざまあり、シンプルな正方形や長方形の物、星型になっていて腕や足を固定できる専用の物などが売られています。シンプルな形状の物はその後もブランケットとして使え、汎用性が高いです。大判なら授乳ケープ代わりにもなりますし、おくるみを卒業したらシーツ代わりにも使えそうです。足が分かれている物や、しっかり巻いたあとに固定できる物だと空気の層ができ、暖かく赤ちゃんを守ってくれます。

 

おくるみの素材は赤ちゃんの肌にやさしい天然素材の物がほとんどです。刺激が少なく清潔を保つため洗いやすい物がおすすめです。肌馴染みのよいコットン素材のおくるみはさまざまなシーンで役立ちます。上着がいらない季節に生まれた赤ちゃんなら、ガーゼ素材やモスリンなど薄手の素材のおくるみがよいでしょう。また、ウールやフリースのおくるみは、毛足が短く肌触りがよい物を選びましょう。

 

おくるみは単純な形ですし、ママが手作りしてあげることもできます。ガーゼとタオル生地を合わせて周囲をバイアステープでかがるだけの物から、ちいさな布を縫いつないで作るキルティングでに仕上げる物など、作り方はさまざまです。


おくるみの枚数ですが、赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗もいっぱいかくので、洗い替えがあってもよいでしょう。

 

 

おくるみの巻き方【お雛巻き】

基本なおくるみの巻き方をご紹介ます。

 

1.まずおくるみを広げましょう。頭の部分を三角に折り、そこに赤ちゃんの肩がくるように寝かせてあげましょう。

おくるみの巻き方 手順1

2.赤ちゃんの右腕を脇につけ、向かって左側の布を右側へ。このとき赤ちゃんの左腕は布の上に出します。

おくるみの巻き方 手順2

3.足元の余った布でふんわり足を包みます。このとき赤ちゃんの左腕を固定しながら包み込みます。

おくるみの巻き方 手順3

4.最後に向かって右側の布を反対の体の下へ巻き込んであげます。

おくるみの巻き方 手順4

5.完成。

おくるみの巻き方 手順5

体温の上がり過ぎや、股関節への負担を防ぐためになるべく、1時間に1回はお雛巻きをゆるめ、赤ちゃんの状態をチェックするようにしましょう。

 

 

まとめ

おくるみは、赤ちゃんが安心して過すことができ、ママにとっても負担を減らしてくれるアイテムの1つです。さまざまな形や素材の物があるので、それぞれのメリットに応じて選びましょう。

 

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