胎児の肺に穴のようなものがあります
妊娠21週目の健診で超音波検査を受け、先生から「肺に1.3cmほどの黒くて丸い穴らしきものがうつっていますが、出産後に小児科での対応になります」と言われて、また1カ月後に健診を受けることになりました。この肺にあるものがなにかわからず、不安です。様子を見ていても大丈夫でしょうか?
超音波検査で胎児の肺に見られる「黒くて丸い穴らしきもの」は、「嚢胞(液状成分を含んだ袋状のもの)」ではないかと思われます。この嚢胞の代表的なものには、肺組織の腫瘍性増殖疾患である「先天性嚢胞状腺腫様形成異常(CCAM)」、肺の腫瘍内に水が溜まった「肺嚢胞」、気管支の先のほうに水が溜まった「気管支原性嚢胞」があります。超音波検査では、完全には判別できません。
胎児浮腫が出現するような場合には肺の成熟を待って胎児を娩出させることもあり、産後は新生児外科管理が必要になる場合もあります。妊娠中は、健診で定期的にチェックしていくことになりますので、決められた健診は必ず受けましょう。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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