医師によって超音波検査が異なるのはなぜ?

医師によって超音波検査が異なるのはなぜ?

妊娠7カ月です。担当医の先生には、毎回2Dの超音波検査をしていただいています。その病院には4Dの装置もあるので、いつから受けられるか尋ねたところ、その先生は4Dの検査を施行していないのだそうです。担当医を変えたいという希望はないのですが、他の先生では毎回4Dの検査をしてくださる方もいるようで、うらやましく思ってしまいます。なぜ医師によって、選択する超音波検査が異なるのでしょうか?

専門家の回答

4D(4次元)超音波検査は、胎児の顔の表情や手足の形などがリアルに見られ、妊婦さんたちには人気が高いものです。4Dは、たしかに外観的な形態異常はわかりやすいのですが、胎児の位置や動きでゆがんでしまい、正確に観察できないこともあります。どちらと言えば、今はまだエンターテイメント的な要素が強いイメージがあります。特に、胎児体内の異常などの診断をつけるには、2D(2次元)超音波検査が主流ですし、この検査で十分だと思います。また、4Dのほうが超音波をかける時間が長いため、毎回施行するなら、胎児にとっても2Dのほうがよいと思います。また、一般外来で毎回すべての人に4D検査を施行していたら、診察時間が長くかかってしまうため、通常は予約された方を対象におこなうことが多いと思います。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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