【医師監修】妊娠確定までの流れ、妊娠しやすいタイミングと妊活中のおすすめの食べもの

妊娠の流れのイメージ

 

そろそろ赤ちゃんが欲しいけれど、なんとなく自然の流れに任せているという人もいるのではないでしょうか。残念ながら、人間は妊娠しやすい生き物ではありません。若く健康な男女がタイミングを合わせても妊娠できる確率は1回で約3割と言われています。さらに男女共に年齢を重ねることで自然妊娠の確率は下がってきます。ここでは妊娠力を高めるための体づくりや食べ物について紹介します。

 

 

妊娠確定までの流れ

性交渉をし、卵子と精子が受精すると、受精卵が約1週間かけて子宮内に着床します。この状態で、妊娠が成立したと言えます。このときはまだ自覚症状はほとんどありません。妊娠4週以降になると生理の遅れなどに気づき始めます。基礎体温が高めになり、だるさ、吐き気や胃もたれを感じる場合もあります。妊娠5週では、超音波検査で胎嚢が確認できます。そして妊娠6週ごろに心拍が確認できて、初めて妊娠確定という状態になります。

 

■受精から着床までの流れ

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妊娠しやすいタイミングはいつ?

月経周期が正常な女性の基礎体温は、低温相と高温相の二相性です。低温相から高温相に移る前に基礎体温がぐっと下がる時期があります。この低温相から高温相に移行する数日の間に排卵が起こっていると推測され、この数日間を「排卵期」と言います。また、月経周期は28〜30日周期のことが多いですが、次回の月経開始予定日から約14日前に排卵が起こるとされています。

 

卵管内で精子が生存できるのは約48〜72時間、卵子は8〜12時間程度とされており、妊娠できる期間は限られています。最も妊娠の確率が高くなるのは排卵2日前で、続いて排卵の3日前からと排卵日翌日なっています。

 

 

妊娠しやすい体づくりとは

妊娠しやすい体づくりのためには、まず、女性ホルモンバランスを整える必要があります。ホルモンは血液によって運ばれる物質です。そのために、「全身の血行をよくすること」から始めてみましょう。

 

日ごろから、適度な運動を取り入れることは大切です。足をあげて自転車こぎをしたり腹筋を鍛えたりといったエクササイズやウォーキングなどは、全身の血行がよくなり筋力も維持され、基礎代謝がよくなります。また、運動後、副交感神経が優位になることでリラックス効果が高まり、ストレス解消にも役立ちます。


また、普段から良い姿勢を心がけ、できるだけ同じ姿勢を続けないようにしましょう。長時間の運転やパソコンでのデスクワークの際には、一時間ごとに立ってストレッチをするなど、体を動かすようにしましょう。ぴったりしたジーンズやタイトスカートなど体を締めつけるような衣服も避けましょう。


そした、「体を冷やさないこと」も大切です。クーラーのよく効いた部屋など寒いと感じる場所に長時間いると、下半身の血行障害が起こりやすくなります。足首などを温めたり、ストレッチをしたり対策をとるようにしましょう。


逆に男性の場合は「温め過ぎ」に注意しましょう。精巣の温度が上がり過ぎると精子をつくる機能が低下します。

 

 

妊活中のおすすめの食べ物

妊娠しやすい体づくりのために、妊活中の食べものはとても大事です。野菜を中心に、肉、魚、卵などのたんぱく質を取り入れ、バランスよく食べることが大事です。その上で、妊娠力を高めるために女性に積極的にとってもらいたいものは、ビタミンです。

 

ビタミンB6、ビタミンEには女性ホルモンの分泌を促し、ホルモンバランスを整える働きがあります。また、月経前症候群(PMS)のさまざまな症状や生理痛を和らげる働きもあると言われています。また、ビタミンB群の一種であるパントテン酸はストレス緩和作用のある副腎皮質ホルモンの合成・促進に関与しています。ビタミンB6は、かつお・さんま・まぐろなどの魚類、ビタミンEはナッツ類、パントテン酸はアボカドや卵類に含まれています。

 

さらに、妊娠する前から「葉酸」を適度にとると、胎児の神経管閉鎖障害(受胎後およそ28日で閉鎖する神経管の形成異常で、二分脊椎・無脳症・髄膜瘤などがある)のリスクを減らせることが最近わかってきました。葉酸は、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やいちごなどに多く含まれています。またサプリなど手軽に取り入れられるものも多く出ています。妊娠を望むのであれば、日ごろから積極的に野菜など葉酸を多く含む食品の摂取を心がけましょう。

 

そして、妊活中はできるだけ禁煙し、お酒も控えめにしましょう。

 

 

まとめ

赤ちゃんが欲しいと思って、すぐに授かれるとは限りません。バランスのよい食事や適度な運動を心がけ、夫婦ともに妊娠しやすい健康的な身体づくりを始めましょう。一般に1年以上避妊せずに夫婦生活を送っても妊娠にいたらない場合は不妊の可能性があります。夫婦でよく相談して、必要であれば産婦人科へ相談・受診したり、不妊治療に進んだりすることも考えてみましょう。

 

参考

妊活のはじめてガイド5 | ロート製薬
葉酸について|エレビット (Elevit)|バイエル薬品

 

 

監修者

医師 浅川 恭行 先生

産婦人科 | 医療法人 晧慈会 浅川産婦人科 理事長


1993年 東邦大学医学部卒業、1999年 東邦大学大学院医学研究科博士課程修了。浅川産婦人科の院長を務めるほか、日本産婦人科医会 幹事、東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科学講座 客員講師、鶴見大学歯学部 産婦人科学講座 非常勤講師として活躍。


経歴

1993年    東邦大学 医学部卒業
1999年    社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
2007年    東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院)
2007年    日本産婦人科医会 幹事
2009年    医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事
2017年    医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長


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