B群溶血性連鎖球菌の妊娠への影響は?

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妊娠・出産のQ&A

B群溶血性連鎖球菌の妊娠への影響は?

現在妊娠を希望しています。検査をしたところ、B群溶血性連鎖球菌が見つかりました。まだ治療の必要はない段階とのことですが、妊娠を希望しているため、早期に腟剤で治療を始めました。この菌には、何が原因で感染するのでしょうか? 腟剤の投与でも、性行為をしても大丈夫ですか? また、腟剤の投与中に排卵日が来る予定なのですが、妊娠しても大丈夫ですか? それとも治療の間は、避妊をするべきでしょうか? この菌が不妊の原因になることはありますか?

 

B群溶血性連鎖球菌(GBS)は、腟の常在菌の一つで、妊婦の保菌率は10~20%と言われています。その出生児の40~60%に感染が見られますが、発症するのは1%程度です。日本での発症頻度は、0~1%以下と言われています。しかし、発症後の死亡率は25%ほどで、神経学的後遺症を残すことが多くなり、感染率は低くても、発症すると重症化することが多い病気として知られています。妊娠中、妊娠前に治療することで一時的にGBSが消失しても、生き残った菌が再増殖し、再検査で陽性化しやすいので、その治療を疑問視する医師もいます。妊娠時にGBSが発見されても、分娩時に抗生剤を予防投与することで、新生児への感染率、死亡率を低下させることができます。おりものが多いなどの症状がなければ、GBSを保有したまま妊娠してもかまわないでしょう。腟錠の投与中に妊娠してもいいですが、現在せっかく治療中であるのなら、短期間ですし、その間の性交は中止しておいた方がいいでしょう。また、GBSが腟内にいることだけで、不妊の原因になることはありません。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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