虫歯は他の人からうつされるもの?
1歳半の子どもがいる友人から、「虫歯菌は他の人からうつるもので、6歳までにうつらなければ一生虫歯にならないのだ」と聞きました。その友人は、虫歯菌をうつさないために、ごはんをあげるときも自分の箸は絶対に使わず、同じコップも使わず、冷ますための「フーフー」すらせずに、自然に冷めるのを待ったりしているようです。そして、おじいちゃんやおばあちゃん、友人である私たちにも強く注意を促しています。
私が幼い頃は、親や祖父母に「フーフー」して食べさせてもらったし、親が唇で熱さを確認して食べさせてくれたみたいですが、確かに幼い頃から虫歯には悩まされていました。
4ヶ月後に出産予定なのですが、できれば私のように虫歯の多い子にはしたくありません。そうかといって、友人のように神経質(ましてやおばあちゃんたちにも注意を促すこと)には極力なりたくありません。
虫歯菌がうつるというのは、医学的に本当なのでしょうか? 本当だとしたら、やはり育て方には注意が必要なのでしょうか?
お母さんに虫歯があると、その虫歯菌がうつる可能性は否定できません。したがって、お母さんの虫歯はしっかり治すことが大切です。
妊娠中でも、安定期であれば虫歯の治療は可能です。出産後は歯科医院に行く時間も取れなくなりますので、今のうちに治療しておくといいでしょう。そうすれば、自分のお箸で食べさせてあげても、不安に思うことはないでしょう。
また、口の中をしっかりとケアし、虫歯菌が住み着かないようにすることも大切です。長く食べ物が残っている状態が続くと、口の中が酸性化して虫歯菌が活躍しやすくなります。ダラダラ食べない、飲食後にお水やお茶を飲み、できれば歯磨きをする、歯にネトネト付くような食品は避ける、ということを守るのが虫歯予防に大きく役立ちます。
お友だちは、お子さんのためにこのようなこともしていますか? もしそうでなければ、お箸やコップだけ別にしても虫歯になってしまうでしょう。ぜひ教えてあげてください。