ゲップが出ず、横にすると苦しそうにします
生後15日の子はゲップを出すのが下手で、誰が抱いてもなかなかゲップをしてくれません。病院では、5分から10分縦抱きをしてゲップが出なければ、ベッドに寝かせてもいいと指導されました。しかし、横にしてしばらくすると苦しそうに激しく呼吸し、手足を苦しそうにバタバタさせ、ミルクも吐いてしまいます。どうしたら、苦しまなくなりますか?
哺乳瓶のお子さんは、育児用ミルクと一緒に空気を飲み込んでしまうことがあるため、哺乳後にゲップをさせるように指導しています。一方、母乳のお子さんは空気を飲み込むことは少ないですし、哺乳瓶でも、あまり空気を飲み込まないお子さんもいます。これらの場合、授乳後にゲップが出ないため、そのまま寝かせても構いません。
ご質問の赤ちゃんは、「胃軸捻転」(いじくねんてん)という別の原因が考えられます。人の臓器は靭帯で体内にしっかりと固定されていますが、新生児の胃を固定している靭帯がまだゆるいため、胃の下半分が持ち上がって折れ曲がった状態になることがあります。すると、飲み込んだ空気がゲップとして出にくくなったり、吐いたり、おなかが張って泣いたりします。うつぶせをすると改善するため、かつてはうつぶせ寝が推奨されていました。しかし、今では乳幼児突然死症候群のリスクを避けるために、すすめていません。哺乳後は、しばらく縦抱きにしていてください。靭帯がしっかりしてくる生後2~3カ月には、症状も落ち着いてくるでしょう。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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