夜間授乳が多いのは添い乳のせい?
生後9カ月になる息子は、生後1カ月のころから、さまざまな寝かしつけを試してきましたが、うまくいかず、ようやく添い乳で寝てくれるようになりました。そのせいか、いまだに夜は2時間おきに授乳しています。片方だけ飲むと寝てしまい、吸い方も「飲む」より「くわえる」という感じで、口さびしさでおっぱいを求めているように感じます。添い乳以外の方法では、寝てくれません。添い乳ならグズらずに寝てくれるので続けていますが、友人に「添い乳をしていると、眠りが浅いときにおっぱいを欲しがる癖がつく」と言われました。本当なのでしょうか? 自分としては、添い乳で寝かしつけるほうがラクなのですが、他の方法で寝かせたら、夜の授乳は減るのでしょうか? 今さら他の方法に変えるのは大変ですし、大泣きされるのもつらくて、添い乳を続けています。「ねんねトレーニング」の本には、「頻回授乳は、離乳食を食べない子にする」と書いてありました。昼間の授乳は4時間空いていますが、離乳食をまったく食べません。やはり、添い乳が関係しているのでしょうか? 添い乳のよい効果もあると思いますが、息子の場合はよくないのでしょうか?
おっぱいをくわえないと眠らない、という赤ちゃんはたくさんいます。手がかかって大変かもしれませんが、お母さんの体力が持つならしばらくはこのままでよろしいかと思います。ただ気になるのは、「離乳食をまったく食べない」ということです。体重、身長、頭囲の発育は、いかがでしょうか? この時期に離乳食をまったく食べず、母乳や育児用ミルクだけで栄養を摂取している場合、栄養のバランスがとれなくなり、発育不良や鉄欠乏性貧血などにつながることがあります。そのような場合、小児科医はお母さんに積極的に断乳の方向に持っていくように、お話しすることもあります。母乳や育児ミルクをやめると、それをきっかけに食べ始める赤ちゃんが多いからです。もし、まったく離乳食を食べていない状態でしたら、生後9カ月健診を兼ねて、小児科を受診してご相談ください。