タバコが母乳に与える影響について

タバコが母乳に与える影響について

いけないと知りつつも、喫煙しています。妊娠中はつわりがひどく吸っていなかったのですが、産後3カ月を過ぎ、また吸い始めてしまいました。かといって、育児用ミルクにすると乳首を嫌がり泣き続けて飲みません。母乳に何がどう影響するのか、それによる赤ちゃんへの影響を教えていただきたいと思います。

専門家の回答

授乳中のママが喫煙した場合、母乳中にニコチンが分泌されます。たくさん吸えば分泌されるニコチンの量も増えます。ニコチンを多く含んだ母乳を飲むと、赤ちゃんは不眠になったり下痢をしたり、吐いたり頻脈になったりすると言われています。またタバコの煙を赤ちゃんが吸う受動喫煙は、呼吸器疾患(気管支炎、肺炎)を起こしやすくしたり、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子になります。パパの喫煙も大きな問題です。また赤ちゃんの活動が活発になってくると、タバコの誤飲が小児の事故として大きな問題になります。禁煙は大変つらいことですが、ぜひご自身と赤ちゃんとご家族の健康を考えて禁煙に取り組んでいただきたいと思います。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。
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