生後7カ月の娘が爪を立ててつかんできます
生後7カ月の娘が、私の顔や腕や胸に爪を立ててつかむ(つねる)ようになりました。とても痛いですし、傷も残るため、怖い顔をして手を握り、「やめて。ママ痛いの嫌だよ!」と繰り返し言うのですが、まったく効果がありません。爪を切ってはいますが、かなりの力でつかむので、爪がめくれてしまうのではという心配もあります。抱っこをされると、私以外の人にも同じようにするようです。いたずらを楽しんでいるような表情ではなく、かといって、怒っている様子もありません。ただひたすら「つかみたい」と手を伸ばしてきます。この月齢では、叱ってやめさせるのは無理なのでしょうか? 赤ちゃんは母親の感情を読み取れるとよく聞きますが、私も気持ちがまったく伝わらないので心配です。どのように対処すればよいのでしょうか?
生後7カ月のお子さんがお母さんの体をよくつかむのは、指の力がついてきて、身近に触れられるいろいろな物をつかみたいと思い始めるからです。このくらいの月齢からは、手のひら、指で床を支えて、ハイハイの練習が始まります。そのための前準備として、腕、指の筋肉を鍛えているのかもしれません。ですから、布や紙を握りしめたり、離したりするのも好きですね。そうした遊びを、お母さんも一緒にやってみるといいと思います。また、爪を立ててつかんだら、手をすぐに押さえて「ダメ」と言いましょう。その後、すぐに「高い高い」をしたり、くすぐったり、抱いてぐるっと回して、気をそらしてあげてもいいと思います。ハイハイができるようになれば、爪を立てることもなくなるでしょう。生後7カ月では、まだお母さんの叱っていることがよく理解できないものです。ただし、怖い表情、緊張した顔、強い言葉は伝わり、怖い表情で強く言われるとびっくりして泣き出します。真剣に怖い顔で目を見つめて、短い言葉で「ダメ」と言うようにしましょう。泣いても罪悪感を感じる必要はありません。手を押さえられ、真剣な表情で「ダメ」と言われることで、初めてそれをやってはいけないと理解できるのです。